新設予定の屋外用IP監視カメラの機種選定

前に新設予定の屋外用IP監視カメラに対する要件を考えたが、今度は具体的に機種を選んでいきたい。

まず日本製のものは選から外す。ものはいいものもあるのだろうが、何せ高い。1台数万円も出してられない。

パナソニックが日本でのこの分野でのリーダーじゃないかと思うが、法人向けの「カメラBB」というシリーズの製品個人向けのホームネットワークカメラ製品群を提供している。

ただ、個人向け製品の屋外使用のものでPT機能のあるものはない。法人向けの現行商品であれば、BB-SW174WAがwifiも含めて要件を満たすが実売7万円台。Wifiを要件から外すならBB-SW172Aが他の要件は満たすが、これも実売5万円台。ちょっと手が出ない。

価格.comで製品検索をすると要件を満たすのは1機種しかなく、34万円もしてしまう。ただし、例えばパナソニックの法人向けモデルは検索対象に最初から含まれてない模様。

その他にも、ちょうどこのほどプラネックスのネットワークカメラ「カメラ一発!」シリーズにアウトドアモデルが登場したことが報じられたが、これも約5万円。

Amazon.co.jpではKoolertronというブランド名を付された製品が見受けられ、お値段もグッとお手頃だが、中国から直送品のようでまともなサポートは受けられまい。Koolertron.comとは関係なさそう。

コストを抑えるなら中国製品になるのは避けられないのだろうが、その中でも品質の高いもの、カスタマーサービスがしっかりしているもの、を選ぶのがポイントになる。

今回調べててよさそうに思えたのはHikvision。元々は中国の会社だが、世界に拠点を持っており、製品に関する資料もしっかりとした英語で書かれた質の高いものを提供している。中華製品ではそもそも信頼するに足る情報が得られないことが大きな問題なことが多いが、Hikvisionに関してはそれは心配しなくてよさそうだ。

自分の要件に合いそうなのは、Mini Dome Cameraというカテゴリに入れられている製品のいくつかと、IP66 Dome Cameraというカテゴリに入れられている製品のいくつか。製品番号に”S“がついているのはオーディオ/アラームI/Oのサポートがあるもので、それがついていないものは要件を満たさない。前者のグループの中には、表には出ていないものの製品番号に”W“がついているものがあり、これはwifiのサポートを意味する。後者のグループにはwifiをサポートするものはない模様。

前者のグループであればDS-2CD2532-ISW (3MP)や、その下位機種のDS-2CD2512-ISW (1.3MP)が要件を満たす。が、Aliexpress.comで値段を調べると大差ないどころか、後者の方が高いことが多い。ならばこの二者では前者を選ぶことになろう($150の例)。eBayのこのリスティングを見ると付属ケーブルの形状がよく分かる。設置方法専用のウオールマウンティングユニットは$80ほどする

Wなし、Sなし、のモデルの説明にレンズの焦点距離についての説明があるのでそれを見てレンズを選ぶ。

後者のグループからはDS-2CD2732F-IS (3MP)、DS-2CD2712F-IS (1.3MP) が、wifiのサポートがないことを除いて要件を満たす。レンズが単焦点ではないことがこれらの特徴で、2732F-ISで$140強程度。下位機種の2712F-ISの方がかえって高い模様。双方向の音声通信に対応しているが、マイクは内蔵しておらず自分で用意する必要がある。”How to connect this ? IP camera’s audio/alarm wire block – CCTV Forum“によれば、3.5mmのオーディオジャックやRCAジャックがあるわけではなく、自分でマイクと結線しなくてはならないようだ。なんと面倒。

DS-2CD2532-ISWDS-2CD2732F-ISかから選ぶことになりそうだが、これらについて以下のレビューがあった。

Hikvision DS-2CD2732F-IS(左)とDS-2CD2532f-I(右)のサイズの違い(The Network Camera Criticサイトより)

値段は大差ない。前者はwifi対応、マイク内蔵で設置が楽、対して後者はwifi非対応、マイクも外付けなので設置は面倒だが、画質はよい、夜間では公称で30m先まで見える(前者は公称で10m先まで)までというのがざっくりとした違いのようだ。右の写真でわかるようにサイズは倍ほども違い、後者はずっと大きいため目立つだろうが、防犯目的からはその方が抑止効果が見込めて望ましいので欠点にはならないどころかむしろ利点だろう。

で結局どうしようか迷った。DS-2CD2732F-ISに一度は傾いた。一つには、設置予定場所で十分wifi電波が届くか怪しく(鉄筋家屋の宿命)、どうせ有線でLANに接続しなくてはならないのであれば、上でDS-2CD2732F-ISのデメリットとして数えたwifiの非サポートはデメリットにならないからだ。

だが結局、別途マイクを用意しなくてはならないことが煩わしく感じられて、DS-2CD2732F-ISではなく、マイク内蔵のDS-2CD2532-ISWにすることにした。屋内設置であればマイクを外付けするのもさして苦にならないが、今回は屋外設置なのでマイクの防水も考えねばならず簡単な話ではない。

ちなみに、Android端末でIPカメラをモニターするのに使っているtinyCam Monitorアプリの”Supported IP cameras/DVRs/NVRs”にはどちらも含まれてない。ChangelogによればONVIF Profile Sをサポートしているというから、原理的にはどちらも問題ないはず。

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新設予定の屋外用IP監視カメラの機種選定」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 新設予定の屋外用IP監視カメラに対する要件 | あくまで暫定措置としてのブログ
  2. ピンバック: Power over Ethernet (PoE)に関する大いなる誤解 | あくまで暫定措置としてのブログ

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