ドコモのらくらくスマートフォン3 F-06Fでテザリングできず

ドコモのらくらくスマートフォン3 F-06Fについてちょっと調べたのには理由があった。

以前、RF機能付きIPカメラについて調べ選んだeRobot LN885による外部センサー検知の処理について考察したりその代替ACアダプタを用意したりした。これはそもそも、高齢でボケの徴候が見られる一人住まいのおばの見守りを、娘(私から見ればいとこ)が外部からできるように、という目的でやったこと。そのIPカメラが外部からアクセスできるには、そのおば宅にインターネット接続環境が用意されていなければならないが現在それがない。私は、現在安価になってきているMVNOのデータ通信サービスを利用することを勧めた。自分のうちで余っているUSBポート付きのポータブルルーターと、USB接続のUMTS/WCDMA 3Gモデムが使えるからハードウェアの出費は発生しない。しかし、いとこは、とりあえずはおばの手持ちのらくらくスマートフォン3 F-06Fでなんとかならんか、と言ってきた。自分としては、そのスマホを家から持ち出すたびに接続が途切れてしまって、家に持ち帰るたびにきちんと接続が再開されることを確認しなくてはならないような方法はとても勧められたもんではないと説明したのだが、それでもそう主張されたので不承不承調べてみることにした、というわけ。

最初の問題は、おばが契約しているのが月間200MBまでのらくらくパックということ。200MBで足りるだろうか。ただ、月間上限の200MBを超えると全く通信できなくなるわけではなく「『リミットモード』となります。『リミットモード』時は、通信速度が送受信時最大128kbpsとなります。」ということなので、理想的とはいえないまでも使えないわけではなかろう。

もっと大きな本質的問題は、F-06Fでがテザリングがサポートされてないことになっていること。Rootを取る方法は今のところないようだし、それでなんとかなるもんだろうか。

そもそもF-06FにはGoogle Playアプリがインストールされておらず、アプリの追加が自由にできない。これについては、”ドコモのらくらくスマートフォン3 F-06F“に書いたように、PCのアプリケーションMoboRoboを使えばなんとかなるというのは知っていた。しかし考えてみると、これは要はadbコマンドで外部からアプリをインストールするのと同じだろう。

なので、開発者向けオプションを通常のAndroid端末と同じ方法で表示した上で、USBデバッグをオンにし、身元不明アプリのインストールを可能に設定したのち、”adb経由でアプリケーションを手動でインストール/アンインストールするには – 逆引きAndroid入門“を参考にしつつ、予め用意していた.apkファイルをWindows PCからインストールするとできた。.apkファイルはES File Explorerのアプリバックアップ機能を利用して、他のAndroid端末で作成した。

ちなみに、MoboRoboは手持ちの他の端末でテストしたのだが、Windows PC用アプリケーションであるMoboRoboはAndroid端末にMobo Market, Mobo Daemonなるアプリをインストールするし、それはroot権限を取ろうとするし、気持ち悪い。どちらもアンインストール。

テザリングができるためにはどうやら2つのステップが必要なよう。そもそもテザリングが無効化されているのを有効化する、ということと、テザリングは本来可能であってもユーザにその機能がアクセスできなくなっているのをアクセスできるようにする、ということのようだった。

前者については以下を参照:

後者については以下を参照:

結果としては、最後の記事に紹介されているアプリのどれでやっても、SSIDはアドバタイズされるし、そのホットスポットに他の機器からwifi接続はできるのだが、IPアドレスを取得できずに失敗する。ひょっとしたらiptablesコマンドそのものが欠けてるのかも、とかも考えたが、これに割ける時間がF-06Fをお借りできる1時間しかなかったので、これ以上は追求できなかった。もっともrootが取れてなかったのならいずれにせよiptablesコマンドは利用できなかったのだろうと想像するが…。