トリプルSIMカードアダプタが思うように動作しない

追記(8月28日):以下の記事での実験では、音声通信用SIMカードとして、FOMA用SIMカードを利用したが、これが諸悪の根源だった可能性がある。なぜなら、”SCL23はSIMロック解除状態でもFOMA SIMカードが使えない?“でわかったように、SCL23では何をどうしてもFOMA用SIMカードが利用できないようである(確信はないが現時点での推測)のと、SM-N9005では「WCDMAのみで通信」というふうに設定しないとFOMA用SIMカードが利用できないからである。そこに注意を払わずに以下の実験をしたのであれば、当然正しい結論は出ない。


トリプルSIMカードアダプタ

トリプルSIMカードアダプタ

トリプルSIMカードアダプタを入手した。それで何ができるかは末尾のビデオをご覧いただきたい。例によってAliExpressで$5.01で購入。”FS-02″という型番らしいものがプリントされている(写真参照)。現在の自分のメイン端末であるAu版Galaxy S5 SCL23での使用を前提にしていた。

SIMスロットへの挿入方法にコツが必要で(後述)そこで手間取ったが、一旦コツがつかめると安定して動作するようになった。ただ、自分が使いたかったような構成では思うように動作してくれない。

Galaxy S5 SCL23に装着したトリプルSIMカードアダプタ

Galaxy S5 SCL23に装着したトリプルSIMカードアダプタ

期待通りの動作をするのは、使用するSIMカードが全て音声通話機能のある回線のそれであるとき。1枚目(以下「SIM1」と呼ぶ。これはマイクロSIMカード)はアダプタの端のフィルムと重ねて端末のSIMカードスロットに入れなければならないので、これは必ず存在しなくてはならないが、2枚目(以下「SIM2」。これはフルSIMカードサイズ)、3枚目(以下「SIM3」。同じくフルSIMカードサイズ)は装着していなくてもアダプタは動作する。また、どうやらSIMカードが物理的に破損しているのでなければ、SIM1を含め、回線契約が既に終了しているものを使ってもアダプタ自身は動作するようだ。もちろんそんなSIMカードを、Three SIM Cardアプリで選択しても音声通話はできないが。

ちなみに、自分がこのシナリオで使用したのは、全てドコモの(そのMVNOの、ではなく)純正SIMカードで、しかもデータ通信が全くできない(すなわち、そもそもSPモードやMopera Uの契約がない)状態のものだった。データ通信が絡んでくると、後で述べるようにAPNの切り替えが問題になっていたかもしれない。

ここまではよい。問題は、SMS機能付きのデータ通信専用DTI SIMのSIMカードを、このアダプタで使用する3枚の1枚にしたとき。このときは、何をどうしようと、このSIMカードが選択されてしまたままで他の音声SIMカードに切り替えができなかった。具体的には、以下のどれをやっても実際には切り替えが起こらなかった。Three SIM Cardアプリ上では切り替わっているように見えても、だ。

こうなると悔しいが諦めざるをえない。

ちなみに、SCL23はそもそもデフォルトではドコモバンド対応ではなく、小細工でそのようにして使っているのでそれが悪影響を及ぼすのは避けたかった。そこで、国際版Galaxy Note 3 SM-N9005でテストした。なお、SCL23でデフォルトの状態に戻し、余ってるAuのLTE SIMカード(非VoLTE対応)でアダプタを使用することも試みたがうまくいかなかった。ただしこれは何度も確認していない。もちろん、アダプタを併用せずに単独でSIMカードスロットに挿入した際は普通に使えた。

そもそもこの製品の想定していた使い方はこうだ。携帯電話通信費の削減のため、音声通信専用の契約をデータ通信専用の契約に分ける。これを普通にすると2台持ちになるが、この製品を利用することでスマホ(具体的にはSCL23)一台に集約できる、と踏んだ。アダプタの制限で2回線を同時待受はできないが、以下のようにすれば支障はないはず。通常はデータ通信用SIMカードを生かしておく。その間音声通信用SIMカードは死んでいるが、スマホでIP電話(例えばFUSION IP-Phone SMARTドコモのユーザだったとき留守番サービス代をケチるのに利用していたのでそれがそのまま利用できる)の待受を常時しておき、音声回線では「不在」の際そのIP電話番号に転送するようにしておく。そうすると、データ通信用SIMカードを生かしている間でも電話は受けられる。電話をかける必要があるときのみ、音声通信用SIMカードに切り替える。

これは、特にその音声回線でかけ放題契約をすることを想定していた。その場合音声回線の番号からIP電話番号への転送費が追加で発生しないのでなおのこと好都合。気になったのは音声回線の番号宛へのSMS。SMSについては携帯事業者の方で自動的に転送などはしてくれない。しかたなく妥協策として、データ通信用SIMカードとしてSMS機能付きのDTI SIMを利用することにした。もちろん、音声回線の番号とは異なる番号となるが、そもそも自分にSMSを送ってくる可能性のある人は親戚2人だけなので、彼らに理解を求めよう。セルスタンバイ問題を考えなくても済むし、なおいいか、と。

これだけであったらデュアルSIMカードアダプタで用が足りるはずだが、あえてトリプルを選択したのは、0 SIM by So-neのSIMカードにも切り替えられるようにしたいと考えたから。

しかし、取らぬ狸の皮算用と現実はいろんな点で異なってしまった。まず、ちょうど更新月にかかった自分の「公式」携帯電話番号をソフトバンクのガラケーのりかえ割を利用してMNPしようとしたところ、なんと最後の最後に総合判定で蹴られてしまった。いまだに理由がわからない。その少し前にクレジットカードの一種である京都ぷらすOSAKA PiTaPaカードやもう一種のクレジットカードの審査には通っているし、ソフトバンクが信用情報のソースとしてあげているCICとJICCに自分で費用を支払って自分の信用情報を取り寄せてみたが、思い当たるフシが全く見当たらない。しかたなく代わりにAuに転入して3Gケータイを選択。この転入には全く問題がなかったので、なおのことなぜソフトバンクには蹴られたのかが謎だ。そこでかけ放題プランにしてもよかったが、ソフトバンクのガラケーのりかえ割ほど安くはならないので今のところしていない。いずれにせよAuの3G SIMカードだとSCL23で使えないので考えていたようなことは実現できない。

さらに、どうも0 SIMのSIMカードを物理的に破損させてしまった模様。1月末から2月初めに海外から客が来て彼らの相手をしている間は使用できていたのだが、その後なんらかの理由でダメにしてしまったようだ。苦労して入手したのに…痛い。

最後に、アダプタのSIM1との重ね方のコツ。自分の経験上、一旦micro SIMカードとアダプタのフィルム上のSIM1部分を重ねて挿入した後、アダプタのみを微妙に引き出すと端子の位置が揃うようだった。

ちなみに、今回のアダプタはMagicSimの製品のパチもんのように見受けられるが、MagicSim自身はトリプルSIMカードアダプタを製品として出してないようでよくわからない。”(3 Simcard for Samsung S3 I747) Genuine Three Triple Sim Card Adapter for Samsung Galaxy S3 I9300 SGH I747 T999 (Free Shipping via Trackable Registered Airmail to Worldwide Area), Gu Su Xin Chen Electronic Corp. Ltd“はトリプルSIMカードアダプタでオリジナルをうたっている。

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トリプルSIMカードアダプタが思うように動作しない」への4件のフィードバック

  1. ピンバック: トリプルSIMカードアダプタをガラケーで | あくまで暫定措置としてのブログ
  2. ピンバック: SCL23はSIMロック解除状態でもFOMA SIMカードが使えない? | あくまで暫定措置としてのブログ
  3. ピンバック: メイン回線他をソフトバンクのガラケーのりかえ割を利用してのりかえ | あくまで暫定措置としてのブログ
  4. ピンバック: ワイモバイルのスマホ用SIMカードをAu版Galaxy S5 SCL23で使う | あくまで暫定措置としてのブログ

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