ポータブル無線LANルータNexx WT3020Fを使えなくしてしまった

Ethernetポートからアクセスできなくなってしまったので原始的方法で結線してシリアル接続しようとしたがうまくいかない

Ethernetポートからアクセスできなくなってしまったので原始的方法で結線してシリアル接続しようとしたがうまくいかない

OpenWrt化済みバッファロー無線LANルーターWZR-HP-AG300Hのブリッジ運用法を開始した。それにあたって、それを理解する上で必要なVLANについても少しばかし勉強した

ここで欲を出してしまった。以前、WANポート1つ・LANポート1つ・USB 2.0ポート1つのポータブル無線LANルータNexx WT3020Fを入手し、これにOpenWrtをインストールしたものの、ブリッジとして使うための設定をどうしてよいかわからず、ほっぽりっぱなしにしていた。本来の自宅内LANの整理計画では考えてなかったが、せっかくOpenWrtでのブリッジの設定のしかたもわかった(…とそのときは思った)ことだし、ついでにこいつも片付けとくか…。”Nexx WT3020 [OpenWrt Wiki]“を見て確認した上で以下の最新の安定版をインストールし作業にかかった。

https://downloads.openwrt.org/snapshots/trunk/ramips/mt7620/openwrt-ramips-mt7620-wt3020-8M-squashfs-sysupgrade.bin

が、簡単だとたかをくくっていたブリッジ設定はそうではなかった。後で詳しく述べるが、eth0とeth1からなる簡単な構成なのだろうと思っていたら、物理イーサーネットポートは1つ(etho0)で、内部的にスイッチがあり、LAN用とWAN用に別々にVLANを形成していた(eth0.1とeth0.2)。

ここで他の人がやっているように単にそのeth0.1とeth0.2を単にブリッジするだけで基本目的は達成されたのだと思うが、「Dumb AP / Access Point Only [OpenWrt Wiki]” の “For devices with switch only, e.g. WRT54GL“の項に相当するのでは、ならもっと簡略にできるんじゃ」、とVLAN機能を切って(それでも存在するデフォルトの)VLAN #1だけでやろうとしたのが運の尽き。理由が今となってはわからないがイーサーネットポート経由では全くアクセスできなくなってしまった。

しかし、OpenWrtにはありがたーいFailsafe機能が組み込まれており、設定でしくじってもこれでたいがいの場合復旧が可能。FailSafeモードで立ち上がったなら、telnet 192.168.1.1でログインした上で、Wiping JFFS2 file system (‘Factory reset’ to default config)にしたがってそれまでの設定のリセットも可能。逆にいうと、FailSafeモードで立ち上がったときには、暫定的にイーサーネットポートを介してルーターにアクセスできるようになっているだけで、それまでの設定はそのまま残っている。ハードウェアボタンでオールリセットできる仕様になっていればありがたかったが…。

ところが、今回はそのFailSafeモードすら利用できなくなった。正確には、FailSafeモードで立ち上がってはいるのだが、イーサーネットポートが然るべき設定になってないようで、ポート自身が生きてないような感じ。おそらくは”#18768 (Nexx WT3020 Failsafe does not work) – OpenWrt“が関係しているのではないかと。つまり、VLAN機能を切ってしまったのが仇になった模様。パッチは存在するがChaos Calmerには適用されてないという。

何かあってもFailSafeモードが使えると思っていたので慎重さを欠いたが、後になって考えると、それに頼り切らず、自分の設定がうまくいかなくても何らかの他の手段でルーターをアクセスできる手段を可能なら残しておくべきであった。例えば今回Wifiの設定はまだしていなかった。OpenWrtのインストール直後はwifiは無効化されているからだ。だが、もしwifiをlanとブリッジせず、独自にアクセスできるようにしておけば、Ethernetポート経由でのアクセスが不可能になってもwifiでアクセスできたはずだ。

また、”Nexx WT3020 [OpenWrt Wiki]“に記載があるBreedブートローダーについては詳細がパッとわからなかったので特にインストールしなかったが、”adventures in console window: Uboot alternative – Breed.“によればWebインターフェースを持つU-Boot亜種のようだ←独自ブートローダーのようだ。インンストールしておけばよかった…。以下Breedを使ったファームウェアのインストールの様子。

残る手はボード上に出ているUART端子を利用してシリアル接続し、U-Bootブートローダーに指示してTFTPでファームウェアを送り込んで焼かせるしかない。”Howto flash OpenWrt on Nexx WT3020” にシリアル接続のしかたが出ている(特に重要なのはTx, Rx, GNDの位置を示す図)ので、それを参照にしつつ本稿最初にある写真のように、USB TTLアダプタ(多分6Pin USB 2.0 to TTL UART Module Serial Converter CP2102 STC Replace Ft232 Moduleと同型)を利用してシリアル接続を試みてみたが、うまくいかなかった。はんだ付けのスキルはないので、テープで固定でなんとかならないかと思ったが、そうは問屋がおろさなかった。

なお、結局シリアル接続に成功してないので、確かなことは言えないが、このUSB TTLアダプタについては、”Serial Cables [OpenWrt Wiki]“にある以下の記載が当てはまるんじゃないかと思った。

Please note that some USB serial adapters (The CP2102-based one in the Amazon link above, for example) have the RX and TX connectors labelled according to what you should connect them to, not what they actually do. If connecting TX → RX and RX → TX doesn’t work for you, try switching to TX → TX and RX → RX.

↑が当てはまらないことが確認できた。

なお、OpenWrtのNexx WT3020用デフォルト設定はOpenWrtのWikiに記載されているが、より見やすいLuCIでの画面キャプチャを以下に載せておく。

Nexx WT3020FにOpenWrtをインストールした直後のスイッチにVLAN

Nexx WT3020FにOpenWrtをインストールした直後のスイッチにVLANが2つ用意されている

 

LANはVLANの1を含む

LANはVLANの1を含む

WANはVLANの2を含む

WANはVLANの2を含む

追記: その後人に手伝ってもらい無事回復させることができた


以下はNexx WT3020を購入した頃に書き着替えてた記事のドラフト。もう完成させることはないがそのまま載せておく。OpenWrtについては今回インストールした最新版についての話ではないのでそこは要注意。

[古記事]玄関やトイレにWifi電波が届くよう、ブリッジ接続でプラネックス製ちびファイMZK-RP150Nを設置 | あくまで暫定措置としてのブログ

プラネックス製ちびファイMZK-RP150Nのファーム置き換えたが多分それは失敗 | あくまで暫定措置としてのブログ

どうしようか迷った。うちは鉄筋コンクリート造りなのでwifi電波が思うように透過してくれない。これは変わらぬ事実。しかし、自分が使うスマホ(や父が使ってたスマホ)については、最近のものは2010年頃製のものと比較すると言うまでもなくいろんな面で進化している。その一つの改善点として、wifi電波の感度もよくなっている気がする。したがって、以前使っていたスマホならwifi接続が間違いなく切れていたような場所でも、今使っているものならかろうじて繋がり続けていることが多い。「ほとんど切れない」では不十分で、必ず常時繋がってもらわなければ困る監視用IPカメラ2台については、いろいろ工夫したが結局は有線で繋げておりもはやwifi電波が到達する・しないは問題ではない。

もちろん接続スピードが速いのに越したことはない。5GHzがサポートされていればよいし、11acがサポートされているのもよい。が、自分の経験上、後でつぶしがきくという意味ではUSBポートが用意されていることの方がずっと重要。

ところが、日本のこの手の製品にはUSB端子を持つものが見当たらない。

Nexx WT3020 [OpenWrt Wiki]

[Old] Running OpenWRT on TL-WR703N | あくまで暫定措置としてのブログ
TP-Link TL-WR703N [OpenWrt Wiki]よりスペックは上

ちなみに、いくつか亜種があるが、WT3020AだけUSBポートがなく(他はある)、フラッシュメモリも4MBしかない(他は8MB)のでこれだけ避ける必要がある。

USB 3GモデムをサポートするというWT3020Fを$15.97で注文。

オリジナルファームウェアでもtelnetできる

OpenWrtをインストールするなら既にバイナリが用意されているが、インストール後telnetできないというバグがあるとかないとか。もしインストールするならそれが解消されてからのほうが無難。”nWorld: WT3020HをOpenWrt化してみた。“によるとOnionWrt.linkにある2014年10月22日づけのバイナリでは問題がないようだ。”nWorld: WT3020のUSB速度低下問題

他のファームウェアNexx WT3020 U-boot mod? (Page 1) — Hardware Hacking — OpenWrt” オリジナルファームウェアも掲載

古いモデル【上海問屋】通販サイト | 【メール便配送(送料216円)対象商品です】 Wi-Fi 無線LAN ルーター : NAS機能搭載 11n/g/b 150Mbps対応 手のひらに収まるコンパクト設計 小型 wifi ルーター 上海問屋 DN-84749 [エコ] [メ02] 税込み1,999円 Wi-Fi 無線LAN ルーター 11n/g/b 300Mbps対応 コンパクト wifi ルーター 上海問屋 DN-11042 [エコ]の通信販売【上海問屋】 | 上海問屋 税込み2,199円

写真を見るとanonaboxもハードウェアはNexx WT3020を使っている模様。”nWorld: WT3020にTorを入れてanonabox化してみた。“で実際

192.168.8.1 ユーザネーム、パスワード共admin 最初からUI言語が英語になっていたのはよかった

パッケージリストがアップデートできない。リポジトリのURLが変更されてしまったからのようで、どうせならファームウェアをアップグレードすることに。https://downloads.openwrt.org/snapshots/trunk/ramips/mt7620/

 

root@OpenWrt:~# df
Filesystem           1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
rootfs                    4800      1268      3532  26% /
/dev/root                 2048      2048         0 100% /rom
tmpfs                    30676       460     30216   1% /tmp
/dev/mtdblock6            4800      1268      3532  26% /overlay
overlayfs:/overlay        4800      1268      3532  26% /
tmpfs                      512         0       512   0% /dev
root@OpenWrt:~# df -h

#17299 (mount as overlay storage for block-extroot does not work) – OpenWrt“にあるようにSDカードが/overlayにマウントされるようにしてもうまくいかない。おそらく、それ以前に/dev/mtdblock6がそこにマウントされてしまうからだろう。

#18795 (pivot_root / pivot_overlay not working on chaos calmer r44053) – OpenWrt“にあるように強制的に/etc/mtblock6のマウント・ポイントを変える方法もあるのだろうが、”Rootfs on External Storage (extroot) [OpenWrt Wiki]“にある

  • Another possibility to consider and try is to include in /etc/rc.local the commands: export PREINIT = 1;mount_root, as described in 14946 ticket, which in the case of running Chaos Calmer r44266 in the Comtrend AR-5387un, has been the only thing that allowed me to achieve extroot.

がこれもだめ。

Bridged AP [OpenWrt Wiki]

Dumb AP / Access Point Only [OpenWrt Wiki]

TL-WR1043ND: Convert WAN Port into 5th LAN port (Page 1) — Community Documentation — OpenWrt

Dumb AP / Access Point Only [OpenWrt Wiki]

Network configuration [OpenWrt Wiki]

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