トーナメント関係の英語用語

必要に迫られてトーナメント関係の英語用語を少し調べた。

日本語での「トーナメント」は「勝ち抜き戦」を指すが,英語の “tournament” はそれに限らないもっと一般的言葉であり,ウィキペディアによれば「日本語の『大会』に近い意味の言葉である。それ自体、大会の形式とは無関係である」。英語の “tournament” は「総当たり戦」(round-robin tournament)も含んでいる。英語で特に「勝ち抜き戦」といいたい場合は, “knockout tournament” あるいは “elimination tournament” という。

例えばウェイト区分ごとに完全に分離した勝ち抜き戦を複数行う場合(つまりAディビジョンの競技者とBディビジョンの競技者が互いに競い合うことが一切起こらない),それら全体を英語としてどう呼ぶかだが,もちろん複数形の “tournaments” と呼ぶのはあり。ただし,これら複数の勝ち抜き戦が,同じ競技会場で比較的短期間の間に起こる際は,それら全体を指して単数で “tournament” と呼ぶのもありのようだ。 “tournament” の2つある定義の1つめ(以下)に相当するため:

  1. One or more competitions held at a single venue and concentrated into a relatively short time interval.

ただ,そうすると「tournamentが(複数の)tournamentsからなる」という状態になり,個人的にはあまり気持ちよくない。前者を “championships” (複数形)などと呼び呼称を分けた方がスッキリする。

通常日本語で「勝ち抜き戦」といったとき想定するのはknockout tournamentのうちの一種single-elimination tournament (あるいはsudden death tournament)。(引き分け等を考えない限り)1回負けてしまえばそれでおしまい,という方式。だが限定的に敗者にさらなる試合 (“consolation/classification matches”)をさせるケースもある。例えば,「3位決定戦」(third place playoff)。

Single-elimination tournamentに関する用語についてはWikipediaのNomenclatureの項にまとめられている。「決勝戦」,「準決勝戦」,「準々決勝戦」はそれぞれ, “final/championship (round),” “semifinals/semifinal rounds,” “quarterfinals/quarterfinal rounds” (「決勝戦」が1回しかないのに対し,他は複数回あるので複数形なんだろう)と呼ぶ。

“Round” の明確な定義は見つけられなかったが,日本語で「○回戦」といったときのそれぞれの回を指すものと考えて良さそう。ただし,「シード選手/チーム」(後述)がある場合,それらが戦う最初のroundを “first round” とし,そこを基準に,それ以前に「シード選手/チーム」以外が戦う試合を “preliminary round,” “qualifying round,” “the play-in games” などと呼ぶとのこと。

勝ち抜き戦の場合,対戦表をわかりやすく図示するとトリー図になるが,これを(tournament) bracketと呼ぶ。理由は “[“, “]” 記号に似通っているから。この言葉はアメリカ英語で使われ,イギリス英語では “draw” がもっとも近い(Wikipediaの関連事項の説明にこの語が使われていることがあるので)。

勝ち抜き戦の場合,参加する選手/チームが2のべき乗数でなければ,bracketは完全2分木の形状にはならない。この場合,強豪選手/チームを(他のチームから見ての)第2回戦以降から参加させることがあり,この措置を「シード」と呼び,シードされる選手/チームを「シード選手/チーム」と呼ぶ…と思っていたがこれがなんと誤りウィキペディアの「トーナメント方式」の項によると:

「対戦表上で対戦数が少ない=シード」ではない

正しい「シード」の意味は,「強豪選手(チーム)同士が序盤で対戦しないように、選手(チーム)を実力順にばら撒くように配置すること」。実際Wikipediaの “Seed” の項に挙げられているbracketの例は完全2分木である。つまり私が考えていたような意味での「シード」は存在していない。Seedの語源は予想通り「種まき」だが,選手/チーム名が書かれた紙切れをbracketに配置していくときの手順が,庭に苗を植える際,低いものを手前に,高いものを奥に配置していく様と似通っているから,とのこと。

少なくとも「シード」に関して私と同じ誤解をしている人は多いと思うが,その誤った理解で「シード」と呼ぶものを英語では “bye” と呼ぶ。正確にいえば, “bye” はそうやって下位回戦を飛ばさせる行為のことを指すようだ。Byeは総当たり戦においても起こりうるが,勝ち抜き戦において採用した極端な形式がパラマストーナメント(ステップラダー)(”stepladder format“)。

ただ,英語においても “seed” は私が理解していたような意味で使われるように思われる。Merriam-Websterにおいて動詞の “seed”の語義の4番目は以下のようになっている。

a to schedule (tournament players or teams) so that superior ones will not meet in early rounds

b to rank (a contestant) relative to others in a tournament on the basis of previous record 

  • the top-seeded tennis star

4aは確かにWikipedia/ウィキペディアの説く正しい “seed”の意味だろうが,4bの方は一般人が思っている “seed” の意味と合致するんじゃないか。

さて,knockout tournamentのもう一形態がdouble-elimination tournamentウィキペディアにも説明がある。Single-elimination tournamentが1回でも負けるとおしまいだったのが,double-~では2回負けないとおしまいにならない。Double-~ではbracketが2つ存在する:winners bracket (以下 “W” )とlosers bracket(同 “L” )。Wikipediaでの説明に従うのなら,1回戦に勝利した選手/チームはWブラケットに進み,破れた方はLブラケットに進む。Wブラケットに進んだ選手/チームでもその後負けるとLブラケットに「落ちる」。Double-~では同じ対戦カードが複数回起こりやすく,これを工夫で減らすことはできても完全に起きえないようにはできない。

さて,いわば「正統」double-~の場合,Lブラケットに落ちた競技者も最終的に優勝できる可能性がある。それは,Wブラケットの最後の勝ちのこりとLブラケットの最後の勝ち残りとの間で決勝戦が行われるから。ただし,それを行わずWサイドの優勝者を全体の1位,Lサイドの優勝者を全体の2位,とすることもある。その他のバリエーションもある模様。

Wikipediaにあげられているdouble-~の例で,最終的に5位まで順位をつけているが,これの理屈が理解できない。

ところで, “playoff” とは,それまで何らかの方法で選抜された特定数の競技者/チームが最後に行う「頂上決戦」のこと。ただし,一戦とは限らず勝ち抜き戦始めいろいろなやり方がある。例えばアメリカでは国土が広いため,地域ごとにリーグを分けて通常はリーグ内で戦い,最終的にリーグ中の勝者を集めて戦わせる。この最後のフェーズをplayoffと呼ぶ。

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8月末に元プロキックボクサーから学んだこと

  • ストレートをもっと撃ち抜く。肩が返りきってない。
  • ジャブのときに前足をステップインするが,その際後ろ足も合わせて連れてくる。
  • (サウスポースタンスから)左ミドルの軸足は,ベタ足ではなくかかと立ちで。左肩も完全に前に出て,左腕はガードのために前に出す。左肩は真ん前ではなく,それを超えるところまで回転する。したがって結果的にインパクトの際には,左肩を「入れた」状態になる。
  • ティープは前足底でターゲットを捉えてからグイッと突き放す感じ。奥足のティープ→逆足のティープ→ワン・ツーのコンビネーション。
  • ストレートから奥脚での膝。まっすぐの軌道ではなく,若干回し蹴り風に腰を外側から内側に入れ込む感じで。

20180901_00250418月末に普段ならテコンドーの練習がある日に,大会準備のため練習がない日があった。偶然その日が元プロキックボクサーの方がやっておられるキックボクシング教室の開催日であったので,体験させていただいた。

キックボクシングのジムに所属して2年半。会長の「教えない方が伸びる」という持論の元,ベーシックなクラス以外は誰かに指導を受けられることもなく,自分の成長はほとんど自助努力に委ねられている。それで実際急激に力をつける人も自分の目で見ているので,それに異論を唱えるつもりはないのだが,同時に自分のように「どんくさいやつ」にはベストではないように感じてきた。特にテコンドー道場でしっかり指導をしていただくとスキルの習得スピードが断然違うというのを経験してからはなおそのように思うようになった。

先生にミット持ちを合計3Rほどしていただいたのだろうか。そこで教えて頂いたことを上にまとめたが,所属キックボクシングジムで2年半の間に学んだことより多かったかもしれない。例えば左のミドルキックにしても,「なぜ自分のはキックボクサー/ムエタイ選手の蹴りとは違うしょぼいケリなんだろう?」とずーっと長年悩んできたのに一発で氷解したのは,もう自分にとっては感動としか言いようがなかった。

ミドルキック/回し蹴りの軸足の問題はテコンドーの指導者の方々にも繰り返し指摘されていたことなんだが,それでもできてないということを再認識した。ちょっと気をつけるだけで,写真のように右足親指の皮がめくれたということ自身がその証拠。

クラス全体は2時間。1ラウンド3分,休憩30秒で回すのが基本。先生が個別にミット持ちをしてくださってる間,ミット持ちの相手でない人でやりた人同士でスパーする,というのが全体的進め方。で,この1R 3分が思いの外ヘバった…。自分のキックのジムでは1R 2分,その間20-30秒休憩,で回すことが多く,それで激しめのスパーを3-4R連続でやることもあり,ゼイゼイ言いながらもともかくそれをやることには慣れていた。しかしその日は,自分は3分は持たない,ということを思い知らされた。3分しかもたないウルトラマンはダメじゃん,と子供の頃思ったが,そんなことを考えたことを少し申し訳なく思った。

自分でも驚いたのだが,自分が認識していた以上にへばっていたようで,最後のスパー2Rほどはもう体が動かず,なんとか防戦するのが精一杯。練習後も,30分ほどは一人でゼイゼイ言い続けてた。でも,これは自分にとっていい訓練だったという証拠かと。これを続けられればスタミナは確実につくのだろう。

他の生徒さんは様々で,さすがに自分ほどの年寄りはいなかったが,小学生低学年ぐらいから40代くらいかと思われる方まで全体で10名位だったか。その最小年齢の女の子がこれが無茶苦茶うまく,なんでもどこぞの空手の大会で優勝したとか。自分がお相手していただいた方の中では,新長田のキックのジムに所属するという中学生か高校生かのこがうまく(しかも始めてまだ1年とか…),するどい突き・蹴りをバシバシと入れてくるのでたじろいだ。