Facebookの「ライブ」機能を使ってビデオをリアルタイム配信

Facebookの「ライブ」機能を使ってビデオをリアルタイム配信を,12月1日に行われたテコンドー大会の「中継」のために初めて使ってみた。そのとき得られた教訓をまとめておきたい。

  • 個人のアカウントからも,「ページ」からもライブ機能は利用できる。(余談:今回主催団体のページの編集者権限を頂いて,初めてページでどのようなことができるかを直接知ることができた。投稿一つずつに詳細な統計が得られるなどして,ビジネス向きであることがよくわかった。「今頃?」でしょうが…。)
  • Androidアプリでは,FacebookアプリでもFacebook Liteアプリでもライブ配信はできるのだが,Facebook Liteではなぜかポートレートモードでの撮影しかできない(以下がその例)。画面が自動回転しないような設定にしてしまっているせいかと疑ったがそうではなかった。ということは,ランドスケープで撮影したまま配信したいのならFacebookアプリを利用するしかない。そうでなくてもFacebookアプリは電池食いで悪名高いので,普段はサードパーティー製の軽量Facebookビューワーを使い,本家の機能が必要なときだけFacebook Liteアプリを使うようにしている。Facebookアプリはインストールすらしていなかったが,思うようにライブ配信するにはFacebookアプリを使わざるをえないようだ。
  • 視聴する側がFacebookアプリでライブビデオを見る際,実際撮影している画像の左2/3ほどしか見えなくなることがある。そのため,3面コートを全て写していても,視聴者の方に「2面しかコート映ってないですよ」という「ご指摘」をもらったりした。しかし後でFacebook上に保存されたビデオを見ても,実際ちゃんと3面全てを写していたことが確認できる。なにせ当日は忙しくて自分でじっくり検証している余裕がなかったが,私自身もこれをAndroid版Facebookアプリで経験した。これはアプリのバグだと思われる。ただ,その後追試を試みているが,再現はできていない。再現できた段階でバグ報告を開発者にする予定。
  • 「ライブ配信」ということではあっても,撮影されてから視聴者の元で再生されるまでの間に結構遅延がある。具体的な時間までその場では計測している余裕がなかったが,先ほど送信側は携帯電話のデータ通信を使用し,受信側は光ファイバーのインターネットサービスにwifiを利用する状況でテストしてみたところ,20秒以上の遅延があった。当日はもっと長かったように感じた。もっとも,現在のところ想定している使い方では,特に視聴者とやりとりするようなことは考えておらず,いわば一方的に動画を流すだけなので,リアルタイム性は重要ではない。
  • 冒頭の写真にあるような機材を使用したが,やはり外部マイクの効果は大きいと感じた。
  • 何度も勝手に配信が止まってしまった。理由は確定的にはわからないが,可能性として強く疑われるのがバックグラウンドミュージックに著作権のある楽曲を会場で流したこと。そういうのが一切なかった大会開始の頃のビデオは1時間半以上,手動で止めるまで問題なく配信できたのに,それ以降は全くランダムに思われる長さで切れてしまったことを見るに,その可能性は高いと思われる。まだ該当部分がミュートされるだけならまだマシだが,完全に配信がブロックされてしまっては目も当てられない(スクリーンショット参照)。最後に,世界から見ているであろう人たちに向けて,全員でメッセージを送ったつもりだったのだが(写真),そのとき既に配信は勝手に終わってしまっていた…(なんてこったい…)。今回の試みは,あくまで将来に向けてのテストという位置づけだったので,まぁ良しとするが,そうでなければこれは誰がどう見ても深刻な失敗。音楽担当者には,こういった問題を回避するよう,著作権に抵触しない楽曲を用意するよう強く依頼しなくてはならない。
  • 上と関係することだが,おそらく著作権に抵触する音楽が流されたせいでライブ配信が止められた際,どうもビデオを保存する選択肢が与えられていた(スクリーンショット参照)。そのときはともかくライブ配信を再開することに一生懸命でそこまで気が回らなかったが,保存していればいくらかは役にたったかも。
  • データ通信量は,上述のように必要なところで送信されなかった状態で,一日で計3GB強。どれだけ配信が途切れたのか正確に把握できてないが,ざっくり2倍あれば連続して配信し続けられたのではないか,と。多めに見積もっても10GB?いずれにせよ,今回は楽天モバイルの無料サポータープログラムで与えられたSIMカードを使用したので,データ量を気にする必要はなかったが。
  • 冒頭の写真には入ってないが,モバイルバッテリも途中から併用した。使用したOppo Reno Aはよくバッテリがもっていて,最後まで内蔵バッテリだけでもつのでは?とも思ったが,念のため。カメラに張り付いては状態を常時チェックすることはできなかったので。

後のために,こういったライブ配信をするために必要な機材は以下:

  • ライブ機能を搭載したFacebookアプリが使えて,それがインストール済みのスマホ。
  • スマホ自身のデータ通信で足りないかそもそもデータ通信が使えないようであればモバイル・ルータ。
  • 外付けマイク。オプションだが強く望まれる。
  • 三脚。
  • 三脚用スマホホルダ。
  • モバイル・バッテリ。大容量であるのが望ましい。
  • モバイル・バッテリからスマホに充電するの使うケーブル。バッテリは床に置くことになるので,三脚上のスマホに届くだけの長さのあるもの。
  • 今回できなかったが盗難やいたずらを防止する策を講じるのが理想的。

ビデオライブ配信の予告がFacebook上でされていて,その投稿中で実際にビデオ配信されるのを見たことがあったので,それをどうやるのか調べてみたら, “Your Step-by-Step Guide to Scheduling A Facebook Live | Social Media Network” によればモバイル機器からは,予め予定されたビデオ配信は行えないとのこと。→”ライブ配信するビデオに文字を被せる“でわかったように,PCでライブ配信の予定だけ設定して,モバイル機器からはその指定されたカスタムRMTPに流すようにするのなら,モバイル機器からもビデオ配信できるはず。

モバイル機器を使ったビデオ配信を前提にしている我々には少し残念ではあるが,今回やったように,事前に告知投稿をしておいて,別途(いわばいきなり)ビデオ配信を始めればよいだけのことともいえる。

また,同じビデオ配信を複数ページで公開するクロスポスティングという便利機能をFacebookは提供しているのだが, “Facebook Live crossposting: How to Live Stream to Multiple Facebook Pages — Lights, Camera, Live®” によれば,これまたモバイル機器を使用したビデオ配信はクロスポスティングできないとのこと。→これまたPCで事前に設定だけやっておいて,カスタムRMTPを取得しておいて,モバイル機器からそこにストリームすればできるんじゃないか?

今回はじっくり検討している時間的余裕がなかったこともあり,Facebook Liveを利用した。他の選択肢もある: “10 Best Mobile Live Streaming Apps (2019)” 。ターゲット層を考えるとFacebook Liveで正解だったと思うが,より若い人をターゲットにしたいならInstagramの同様な機能も検討対象となるだろう。

以下雑感:

Facebookの「ライブ」機能を使ってビデオをリアルタイム配信」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: ライブ配信するビデオに文字を被せる | あくまで暫定措置としてのブログ
  2. ピンバック: 楽天モバイルUn-Limit回線で通話機能とデータ通信機能を分離 | あくまで暫定措置としてのブログ
  3. ピンバック: Povo 2.0の非標準な使いみち | あくまで暫定措置としてのブログ

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