昨年楽天モバイル(MNO)の無料サポータープログラムに無事加入できたのはよかったが,メインの端末Oppo R17 Neo(SIMカード2枚刺しのDSDV機)では何をどうしても接続できなかった。それが、今さらだがやっとできるようになった。データ通信だけで,通話・SMSはダメだが。
手順は以下:
- 使用しようとする楽天モバイルの回線は開通処理済み。
- 楽天モバイルSIMカードを挿入したSIMカードスロットが有効化され,しかるべきAPN設定がしてある(冒頭の記事参照)。
- データ通信に使うのは楽天モバイルの回線であるという設定がしてある(もう一枚のSIMカードも使用している場合)。
という状態で,
- 優先ネットワークとして “LTE only” を設定して(自分は4G LTE/3G Network Secret Settingというアプリを利用)エアプレーン・モードのオン、その後オフ
この一連の手続きは,楽モSIMカードを使おうとするたびやらなければならない。この手続きを行って楽モSIMカードを使っていても,端末を再起動したら再度この手続をやる必要がある。Root化されてなければこの有線ネットワークの変更は自動化できないようだ。
楽モSIMカードはスロット1へ入れるのが無難だと思うがそれが本質的かどうかまでは検証してない。
わかってみれば何が問題だったかというと,優先ネットワークとして “LTE only” を設定してもそれは恒久的には維持されず,ともかく簡単にリセットされ,デフォルト( “LTE/UMTS auto (PRL)” )に戻ってしまう,ということ。再起動してもリセット,SIMカードスロットの有効化でリセット,データ通信に使うSIMカードスロットの切り替えでリセット…といった次第。なので “LTE only” にセットしていたつもりでも実際にはそうなっておらず,そのため通信ができなかった,ということのよう。
ちなみに,4G LTE/3G Network Secret Settingアプリや類似アプリで優先ネットワークを設定する際,ページ冒頭に表示される一群の情報の後,やたら長い空白があり,その下までスクロールダウンして初めて設定ができる箇所がある(右上図)。以前のColorOSのバージョンではそのような空白はなかったように思うが,ともかくAndroid 9ベースのColorOS 6.0.1にアップグレードした今ではそうなっている。
正しく “LTE only” が設定されているときに,通常の「設定」メニューから楽天SIMカードスロットの状態を見ると,左図のようになっている。つまり,2つある候補のどちらにもチェックが入ってない。
一旦繋がってしまえば,Au網にローミングする「パートナーエリア」の自宅では立派なスピードが出る。
通話・SMSができないのは残念。無料サポータープログラム自身が5月末までであるし,外出中はもうひとつのSIMカードスロット利用して使用しているUQの回線で通話・SMS・データ通信全て十分賄われているので,楽天モバイル回線が使えるようになったからといって別段メリットはない。通話かけ放題だけは使えればありがたかったが…。ただ,ちょっとした自己満足は得られた。
追記 (4/24/20): “LTE only” 設定が維持されなかったのはひょっとして他のSIMカードスロットにUQモバイルのSIMカードが入っていたから,という可能性はないだろうか?Force LTE Onlyアプリは右のスクリーンショットにあるような説明を与えている。要はデュアルSIMスロット端末であるがための問題があったかもしれない。
「Oppo R17 Neoで楽天回線が使えた!ーデータ通信だけだが」への6件のフィードバック