またまた昨年イタリアへ久しぶりの海外旅行をしたときに実際にやったことやそのときの経験からの教訓。
旅行先で壮大な風景を撮影したいがある。ローマでは巨大な史跡がそこここにあり,特にそう思うことが多かった。最近のスマホには広角レンズをビルトインで装備しているものもあり(どちらかというと低価格帯のP30 Liteでもそう),それはそういったときに大いに威力を発揮する。
不幸にしてそういう端末を持ち合わせてないときには,外付け広角レンズを利用するという方法がある。質の方はともかく,百均ショップでも広角レンズは簡単に手に入る。そのときまで忘れてしまっていたが,かつて友人にもらったスマホ用外付けレンズセットにも含まれていたのだった。旅行先には持って行ってなかったが…。
ただ,外付けレンズを必要のあるたびにスマホに装着するのは手間だ。装着しっぱなしで写真撮影し続けるのならありだと思うが,そうでないなら結局使わなくなってしまいがちではないか。
広角レンズがすぐ使える状態になっている限り、撮影は一瞬で終わる。それに比べると手間・暇ともかかるが、パノラマ写真を撮影してそれに替えることができる。仮に広角レンズが外付けだろうとそうでなかろうと使えても,画角は一定だ。その意味で(制限があるにしろー後述)横方向に自由に伸ばせるパノラマ写真が撮影できるのには意味がある。
スマホでパノラマ写真を撮影するには以下の方法がある。
- スマホのカメラアプリ自身のパノラマ撮影機能を利用する
- Googleフォトの自動パノラマ写真生成機能を利用する
スマホ用外付け広角レンズを使用して撮影。あえてスマホ側では何もしてないため周囲にケラレが起こってるが,スマホ側で若干デジタルズームをするとこれは解消する。
後者は昨年のイタリア旅行で偶然その存在をはじめて知った。Googleフォトの「アシスタント」機能の一つ。 “Googleフォトのアプリは複数の風景写真をつなぎ合わせてパノラマ写真にする | juggly.cn” なんかに説明されているが,Googleの公式の告知や説明は見つけられなかった。
同じ被写体に対して同じ地点から水平方向に徐々に角度を変えながら,隣り合う写真と1/3程度ほどが被るように(←経験的に)一連の写真を撮ると,数時間後に「アシスタント」が「あなたが撮った写真からパノラマ写真作ったよ!」と言ってくる,という流れ。あくまで自動生成されるもので,ユーザが「これらの写真でパノラマ写真作って」というふうに指示はできない。パノラマ写真を自動生成してくれることを期待して撮影したものの,そうしてくれなかったこともあった。
自分の端末Oppo R17 Neoのカメラアプリのパノラマ機能では,横方向にいくらでも伸ばせるわけではない。一定角度まで撮影すると強制的に撮影が終了する。一方,Googleフォトのそれでは,少なくとも自分が経験した範囲では,いくらでも横方向に伸ばせそうだ。なので下のようなパノラマ写真が作成できてしまう。
また,一般的に、カメラアプリで作成したパノラマ写真は歪みが大きく,Googleフォトが自動生成したものはより自然なような印象を持った。本当は同じ対象物をそれぞれでパノラマ写真撮影して比べるべきだが,それはまだやったことがない。
ただし,自然に見えればよりいいかというと必ずしもそうではない。同じ地点から見る方向を水平方向に徐々に変えながら写真を撮影し続け,最終的に360度回転した場合,Googleフォトはそれからもパノラマ写真を作ってくれる。ただ,そのパノラマ写真を見た人は,それに歪みがあまりないため,一発でやたら横長の写真を撮ったかのような印象を受けてしまう。それが望ましくない場合もあるだろう。
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