Xiaomi Mi/HHCC Flora Monitor/Flower Care Monitorを使って,自動化をしたいと考えている。Mi FloraはBLEセンサーなので,自動化ができるためにはBLEでMi Floraと交信でき,LANないしWANに接続できる必要がある。
BLEとwifiとの双方をサポートするESP32というSoCを搭載した開発ボードを使うというのが選択肢の一つ。もう一つの選択肢は,既存ルーターの流用。OpenWrtをインストールしたルーターが何台もあり(正確にはブリッジとして運用中),どれもUSBポートがあるのでBluetoothのUSBドングルを挿せば,もともとのLAN/WANネットワーキング機能に加え,BLEでセンサーデータを読み出すことができる。
そのため,BLEにも対応したUSBのBluetoothドングルを探した。 “Neither of My Two USB Bluetooth Dongles Supports BLE” に書いたように最初の試みは失敗に終わった。最初の2台はどちらもBLEをサポートしていなかった。やむをえず,エレコム LBT-UAN05C2/Nを購入した ⇒実は,その前モデルのLBT-UAN05C2だった。ちなみに,NつきとNなしの違いがよくわからないが,NつきはA2DPの対応コーデックとしてSBC, AptXを挙げている。Nなしについてはコーデックについての記載はない。
同時に,手違いでAliExpressで同じはずのものも購入してしまった(前回購入したのも,今回購入したのも, “Mode A no drive”)。上の写真にこれら2ドングルが写ってるが,自分で検証してみるとどちらもBLEをサポートしていることがわかったので(その検証手段は前記事参照),それがはっきりわかるようテプラ(参照: “P TouchラベルプリンタSR5900Pのハーフカットに関するデフォルト設定を変える” )で作成したラベルを貼り付けてる。
これらの新しい2ドングルをWindows 10 PCに接続したUSBハブに挿してみると,どちらも “dongle” と認識される(スクリーンショット)。
以下これら2ドングルを詳しく見てみる。
AliExpressで追加購入した自称Bluetooth 5・dual-mode対応USB BTドングル
まずは手違いでAliExpressで追加購入したもの。同じセラーから購入したもので,商品ページ(スクリーンショット)では,いくつかのバリエーションが掲載されているが,前回購入したのも,今回購入したのも, “Mode A no drive” であり,建前上は全く同じもののはず。
前回購入したものについては,Bluetooth 5に対応していなければ,dual-mode対応をうたっていながらBLEには対応してもいなかったので,返金してもらった(そのときの理由書)。しかし,念のため,と思ってDevice Managerで見てみると,Microsoft Bluetooth LE Enumeratorが列挙されていることで,BLEをサポートしていることが読み取れる。これは全くの想定外で驚いた。LMPのバージョン値からやはりBluetooth 5ではなく,4.0に対応。
Generic Bluetooth Radioのプロパティーについて,1台目の(上スクリーンショット)と2台目のを比べてみると,アドレスが末尾2違いであることを除けば,全て同じ。ファームウェアは,HCIについてもLMPについてもバージョンが同じ。

AliExpressの同じセラーから購入した2つのUSB Bluetoothドングル。最初に購入したのが左,後に購入したのが右。 “BT 4.0” というのは自分が貼り付けたラベル
ちなみに,これを含めて現在手元にある4台のUSB BTドングルでManufacturer Idが10となっているが,これはQualcomm Technologies International, Ltd. (QTIL)ということのようだ。
改めてよく筐体を見てみると,1台目(写真左)が端子と反対側の縁がゆるやかな円弧状であるのに対し,2台目(写真右)は真っ直ぐだ。同じものを注文したはずだったが,違うモデルが送られてきたと考えてよかろう。Bluetooth 5対応ではやはりないのは残念といえば残念だが,現時点では$1.67でBT 5対応はさすがに期待できない。BLE対応が今回の必須要件だったわけだが,それは満たしている。このすぐ後で触れるエレコム LBT-UAN05C2もBLE対応ながらBluetooth 4.0対応で999円(税込み)だったことを考えると,ほぼ同スペックのものが約5分の1の費用で手に入ったと考えると少し得した気分。なお,写真は,自分の整理のために “BT 4.0” というのラベルを自分で貼った状態で撮影した。
エレコム LBT-UAN05C2
エレコム Bluetooth(R) USBアダプター(Class2) – LBT-UAN05C2をデバイス・マネジャーで見てみると Generic Bluetooth Radio のプロパティーは図のようになっている。BLE対応であることは当然。LMPのバージョン値からBluetooth 4.0対応だが,これは公式情報と合致。
なにはともあれ,紆余曲折はあったがBLE対応USB BTドングルが2台手に入ったことになる。
Lubuntu 20.04上では…
Lubuntu 20.04上で試してみたら,エレコムのはすぐ利用できたのに対してAliExpressで購入した方はどうも認識はしているものの,Bluetooth機能は生かされてないようだった。
以下などを参考にしてさらに試してみる予定:
- “How to Set Up Bluetooth in Linux – Make Tech Easier“
- “Bluetooth adapter not detected on Linux – Super User”
- “How do I make my USB Bluetooth dongle work? (Can’t init device hci0: Connection timed out (110)) – Unix & Linux Stack Exchange”
- “HardwareSupportComponentsBluetoothUsbAdapters – Ubuntu Wiki”
- “Amazon | USB 4.0 Bluetooth アダプタ ドングル CSR4.0+ EDR | Voocye | Bluetoothアダプタ 通販” …関係あるかどうかもわからないドングルのページ。中華ドングルはMACアドレスが皆同じ,というのは他でも読んだことがあるように思う。
ubuntu18.04,debia9.7で問題なく使用できました。
使用する方法はweb検索でbluetooth linuxで検索すると
いっぱい出てきますので困ることはないと思います。
追記)こちらの商品を都合4個購入しましたが、bluetoothのmacアドレスが
全て同一でした。
linux上で
sudo bccmd psset -s 0 bdaddr XXXXXXXX
sudo bccmd warmreset
で書き換えました。(正しいかどうかは不明です。)
CSR Bluetooth dongle using bccmdなどで検索してみてください。
同一Linuxで4個全て使用できました。(あくまでテスト接続です。。。)
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