スマホ等でよく利用されているリチウムイオンバッテリは80%程度までの充電を心がけるのが電池が「ヘタる」のを極力抑える上で有効とされている。
なのでオズマ OSMA UC-ECO100W [エコモード搭載スマートフォン用 充電専用USBケーブル 100cm ホワイト]をかつて買っていて,ガラホ(Auの4G対応Gratina)で使ってみると実際そのように充電されるようだ。ただ,(今だに)メインで使ってる端末,Oppo R17 Neoに使ってみると期待されるような動作にならず100%まで充電されてしまう。
もしrootが取れているのなら,Battery Charge Limit [ROOT]なるアプリでこの機能は実現できるようだが,残念ながらrootは取れてない。⇦ R17 Neoの次のメイン機に選んだRedmi Note 10 Proはroot化したので,無事Battery Charge Limitが使えてる。
特に最近のスマホの内蔵電池は,以前のようにバッテリパックとして簡単に交換できなくなっているので,これが以前にもまして重要。Oppo R17 NeoにもOppo Reno Aにもこれが当てはまる。
Rootを取ることを諦めるのなら,Android端末であれば端末上で走らせるTasker等自動化アプリと,遠隔で給電をオン・オフできるスマートプラグを組合わせることが考えられる。
“How to Automatically stop charging a phone once it’s charged using Tasker” がその方法の一例を示している。端末内のコントロールはTaskerで行い,スマートプラグのコントロールはIFTTTを使うという方式。
自分はAndroid端末の自動化にはAutomateを使っているのだが,Power source pluggedブロックであったり,Battery levelブロックであったりが用意されているのでこれらで実現できるはず。
スマート・プラグには以下の3種類の可能性がある。そのそれぞれについて自分で調べたり試したりしたことをまとめた記事を併記。
- コンセント ー “「スマート」なコンセントやテーブルタップ,” “TuyaがOEM提供する日本向けスマートプラグ” “Tuyaのスマート機器をNode-REDからアクセスする” “Node-REDでSmartLife Airカスタムノードで給電がコントロールできないTuya製プラグをなんとか“
- USB AメスからAメスへの中継機 ー
Sinilink Wifi USBリモートコントローラーについては,カスタムファームウェアをフラッシュでもしないと実現できないであろうが,TuyaのスマートプラグとSonoff MicroについてはNode-RED上に自作したフローで,MQTTブローカを介してオン・オフができるようになっている。
Chargie – limit phone’s nighttime charging to extend battery lifespanという製品を発見。見た目はSinilinkに似通ってるが,wifi機能がない代わりにBluetooth機能があり,それでスマホと直接通信できるのは大変良い。SinilinkにTasmotaなりを入れても,スマホ,Sinilink以外の「第3者」が給電の中止を判断しなくてはならない。
さて…普通にやるなら,充電ソースの電源を手作業で入れ,その上で端末内で充電度合いをモニターし,80%付近になったら充電ソースの電源をプログラム的に遠隔で切ることになる。「手作業」と言ったが工夫のしようはあり,先のYouTubeビデオではスマートスピーカを利用し、音声での操作を実現している。
実は,充電は複数の場所でできるようにしようと考えていて,その充電ソースから充電しているかは,①端末側で充電が始まったを検知したタイミングと,②充電ソースから充電が始まったことを検知したタイミングを見比べて判断するつもりでいた。
が,①は可能なのだが,②は今まで検討したどのスマート機器でもできないことがわかった。スマートプラグなら当然できるものと思い込んでいたが甘かった。同じスマートプラグでも電力計機能があるものでなければならなかった…。
「スマホバッテリを容量いっぱいまで充電させないようにする」への2件のフィードバック