
Biglobeロゴ(www.biglobe.co.jp/logodataより)
Xiaomi Redmi Note 10 Pro目当てで回線契約をするにあたってBiglobeモバイルについて少し調べた自分の会員情報(非公開リンク)。
なぜかBiglobeモバイルの販売端末はすべて24回の分割払い。端末の転売を防ぐため?そして「機種変更またはBiglobeモバイルを解約された場合も月々残金のお支払いが引き続き必要です。ただし、Biglobeを退会された場合は残金一括でのお支払いとなります」,と注がある。つまり,一般的携帯通信事業者と異なり,通信契約を解約したからといって「はいそれまでよ」とはならないところが特殊。
おそらくはインターネット接続サービスの名残りで,接続サービスは解約したものの引き続きBiglobeのメールサービスは引き続き利用できるようにするための「ベーシック」コースなるものがある。括弧付きが正式名称のもよう。そこまではわかるのだが,携帯通信契約にもこの「ベーシック」コースに加入しなくてはならない,というのが謎仕様。
しかし「(モバイル)プラン月額料金には、『ベーシック』コース月額基本料金220円(税込)/月が含まれます」としているので,一見気にしなくてもいいように思える。だがそうではないところがBiglobeトラップ。
“BIGLOBEモバイルの解約方法は難しい? 気をつけておきたいポイントを解説! | モバレコ – 格安SIM(スマホ)の総合通販サイト” にも説明のあるように,Biglobeモバイルの契約を解約しただけでは,「ベーシック」コースは解約されない。なぜなら「ベーシック」コースはBiglobeモバイルとの契約の一部という位置づけではなく,Biglobe会員の契約の位置づけだからだ。端末の分割支払いが終わってないときには,その残額を一括支払いしてしまうためにも,しっかり「接続サービスも解約する(BIGLOBE会員を大退会する)」ことを伝える必要がある。そうしないと「ベーシック」コースの課金がずるずると続く。ちなみに,音声通話SIMの解約方法は電話のみ。乗り換えの場合は別段Biglobe相手に解約手続きは必要なかろうが,ベーシックコースの解約はやはりしなくてはならない。それはオンラインでできるとのこと(この記事末尾のカスタマーサービスとのチャットのやりとり参照)。もっとおどろくのは,「退会手続きのお申し込みは、毎月25日受付分までを当月分の受け付けとし、その月の末日をもって退会といたします。26日以降は翌月の末日をもって退会となります」。これもまたえっらいこまいトラップだ…。
ただし7/25以降月末までにカスタマーサービスに電話して聞いたら,そのタイミングでも電話で解約を伝えたら7月での解約になると言ってたが…。どちらが正しい?
⇨8月末頃転出したときには25日以降転出手続きをしたので,モバイル契約の解約は月内にできたが,ベーシックコースは9月分まで課金されることになった。同じ月中にベーシックコースも解約したければ,電話でMNP予約番号を取得する必要がありそう(どこかの公式文書にそういう記述があったがURLをなくしてしまった…)。
トラップはこれだけではない。MNP予約番号はすぐ発行されないのだ。オンラインでは24時間申込みを受け付けているのだが。具体的には:
- 4:00pmまでの申し込み:当日~翌日12時までにお知らせします
- 4:00pm以降の申し込み:翌日~翌々日12時までにお知らせします
要は,最低1日はかかる,と思っておいたほうがよさそうだ。しかも以下のようなイヤ~な注意書きまである:
MNP転出手続き完了をBIGLOBEが確認した日が、BIGLOBEモバイルの解約日となります。
MNP転出完了からBIGLOBEの確認まで数日程度かかる場合があるため、月末にMNP転出手続きを行うと、本サービスの解約が翌月になることがあります。
これもトラップ?後でIIJmioからの転出の際にも同じような問題に悩まされたから,MVNO全般に共通する問題なのかもしれない。ただし,8月末頃に実際転出した際には短時間(1~2時間)でBiglobeのMNP予約番号は発行された。
家族割で2回線目以降毎月200円/月割引は地味によい。現在1年間3GB/月770円(税込み)のキャンペーンがあるのでこれが2回線目以降であれば550円/月になる。 “なるたけ安価に携帯電話番号維持” の最安クラス相当。
ただし家族割が今までのキャリアでの扱いと異なるので注意が必要。家族割を受けるためには最初から家族会員として登録することが必要。一般会員契約をしておいてから後で家族会員に変更することはできないとのこと。逆方向の変更はこのあとすぐ述べるように可。
家族会員回線はいわば副回線だが,主回線が解約(乗り換えによる場合も含め)になった場合,なんとそのままでは副回線で継続してサービスを受け続けられなくなる。継続してサービスを受けるためには,家族会員の独立という手続きが必要で,しかも「独立手数料」というかなり謎な名目で330円の費用が発生する。この件についてチャットで問い合わせた際の履歴がこの記事末尾にある。
しかも「家族割」の名に反して実際には同居すらしていない赤の他人にも4人まで家族割を適用することができそう。さらに,Biglobeブランドの光インターネットサービス(ビッグローブ光,Biglobe eo光など)を利用していればそのアカウントを主回線扱いにできるようだ。詳しくは “楽天ひかりの後の固定光インターネット回線” 参照。
残念ながら速度切り替え・低速モードはない。
通信速度は以下などを見ると,ワイモバイルやUQクラスではないが,MVNOではまぁ健闘している方か。 “BIGLOBEモバイルの通信速度は速い?実測値を口コミと合わせて一挙紹介! – インターネット・格安SIMのソルディ” はドコモ回線よりAu回線のほうが速度が出るとしている。
- “【2021年6月】格安SIM人気12回線の通信速度を比較 速い/遅いMVNOは? – 価格.comマガジン“
- “格安SIM20回線の通信速度を比較! ランキング形式でMVNOの速い/遅いを実際に計測【2021年5月】 | モバレコ – 格安SIM(スマホ)の総合通販サイト“
「Biglobeモバイル」への5件のフィードバック