追記:
- [2022年1月] MVNOでもフルの(無制限の)かけ放題が提供されるようになってきた。UQのくりこしプラン +5G Sに自宅セット割と60歳以上通話割を重複適用させて,1,800円/月を切ってる現状ではMNOでは最安だろうと思うが, “ASCII.jp:かけ放題を安く使うなら、どの格安SIMか 留守電/着信転送まで含めて比較する” に見られるようにMVNOで特にシニア向けの施策なしでもほぼそれに匹敵する選択肢が今はある。
- 関東の店舗で大型キャンペーンを打つことで有名なテルルがオンラインショップもやっている。しかし残念なことに問い合わせると,オンラインでの条件は悪い。特にSIMカードのみの契約の場合キャッシュバックはない。実店舗ではMNP1回線あたり20,000円キャッシュバックとかやってることを考えると大変残念。
- 結局オンラインでSIMカードのみの契約にした。
- その後特にMVNOでフルのかけ放題の扱いが増えた。 “時間無制限のかけ放題プランを提供している格安SIMはある?” などを参照(2021年9月)。また,2021年9月下旬から提供予定のAuのPovo 2.0で完全かけ放題「トッピング」が1,650円/月。
- 2021年10月21日(木)よりOCNが0.5GB/月(60歳以上1年間1GB/月),10分通話つき(10分かけ放題ではない!)で550円/月のプランを提供。完全かけ放題オプションが1,430円で合計1,980円/月。
- イオンモバイルは完全定額制のかけ放題オプション「イオンでんわフルかけ放題」を1,650円/月で提供を開始するとしているが,あくまでオプションで,ベースとなる音声回線契約が最低803円/月かかることを考えると特に安くはない。
“お世話している親子お二人の今後の携帯契約作戦” はまだ実施していない。
ソフトバンク・UQモバイルのその後のプラン変更
その後「親」の方に関係する以下のニュースがあった。
- “UQ mobileが「でんきセット割」、スマホ料金を月990円~に – ケータイ Watch” ー 「60歳以上通話割」と重複適用できるのなら,かけ放題つきくりこしプランS(3GB/月)で1,752円になる。
- “ソフトバンク、ガラケー利用者のスマホ移行用廉価プランのデータ容量を1GB→3GBに増量 – すまほん!!” ー 料金そのものは変わらず3GBかけ放題で2,090円/月か(ソフトバンクのスマホデビュープランのページでの数字が見るたび変わってるのでよくわからない)。
“老人のスマホデビューを助けるには” で,ご本人の近くにショップがあるキャリアを選択することを勧めたが,UQにしろソフトバンクにしろ,その点は問題ない。
ソフトバンクはAndroid端末を選択した際のIMEI制限がやはり問題。Redmi Note 9Tなど乗り換えで1円なら(ワイモバイルからの番号移行については未確認)よさそうなんだが…。Hulu1ヵ月間無料トライアルキャンペーンもあるし?
UQならOPPO A54 5Gが狙いどころか。
- “UQ mobileから5Gスマホ「OPPO A54 5G」が6月10日発売 – ケータイ Watch“
- “「OPPO A54 5G」の本誌記事、スペックまとめ [新機種まとめ] – ケータイ Watch“
UQの製品ページには言及がないが,そこから直接リンクの貼られているオウガ・ジャパンの製品紹介ページには「トリプルスロットSIM1(nanoSIM) + SIM2(nanoSIM) + microSD」との記載があるのでDSDV機,しかも独立したmicro SDカードスロットつき,と見てよかろう ⇐ “UQモバイルのOPPO A54 5Gのレビューと詳細スペック、安い5G対応スマホ” によればAu版/UQ版ともシングルSIMとのこと。 また,LTEバンドを見る限り,日本の4 MNOのどのネットワークでも使えそうだ。
ただし,ご本人には他の機種をご用意したほうがいいように思っている。というのは6.5インチのディスプレーを有し,190gのこの機種はご老人にはかえって大きすぎると思うからだ。
どうせ別端末を使っていただくことが前提なら,端末購入は止めてSIMカードのみ購入するのもあり。MNPだと10,000円分キャッシュバックがあるが,
- UQの公式オンラインショップだと,契約から4ヶ月以降に銀行口座入金,くりこしプランSだと6,000円のみ
- ゲオモバイルだと,アマゾンギフト券を含むギフト券・電子マネーで2ヶ月後,くりこしプランだとS/M/Lどれでも可
といった違いがある。ゲオモバイルのオンラインでの申込みの中ででんきセット割に対応した入力はないが,そもそもでんきセット割は回線契約とは別にオンラインで行えるので支障ない(条件あり; 後記)。ゲオはかつて店舗で「格安SIMエントリーパッケージ 1円セール」を実施し,格安SIMのエントリーパッケージが1円になっていたようだが今は行われてないもよう。アマゾンで【DL版】『事務手数料3,300円が無料! 』UQ mobile ウェルカムパッケージ/SIMカードのみが350円だが,ヤフオクでさらに安く出てたりするらしい。
ゲオのオンライン申し込み手続きを途中までやってみた範囲ではエントリーコードを入力する箇所はなかった。UQ本家では比較的早い段階で入力を求められるようなので,ゲオはオンライン申し込みではエントリーコードは使えないのかもしれない。だとするとUQ本家でエントリーコードを使って申し込んだほうが安く上がりそうに思うが,「初期費用」の実態はSIMパッケージ代(3,300円)らしく,ゲオはSIMカードのみ購入の際には,「SIMカード代が0円!」としているので,ゲオの場合はエントリーコードを用意する必要なしに初期費用は0円なのかもしれない。
UQモバイルのでんきセット割の適用を受けるには
さて
- 契約者(子)と使用者(親)は家族だが住居は別。
- 使用者(親)宅でAu/UQでんきに切り替えることは可能。
- 現在の電気契約は既に亡くなった親の配偶者名義になっている。
という状況で,でんきセット割および60歳以上通話割の重複適用を受けることが可能か,UQのカスタマーサービスにチャットで何度も問い合わせた。結論としては可能なんだが,いろいろ条件がつく(リンク先は当事者のみ閲覧可)。
- 契約者(子)と使用者(親)の親子関係を示す,続柄記載のある住民票又は戸籍謄本の提示が必要(マイナンバーカードを使ったコンビニでの取得方法)。
- でんきと携帯電話の料金の合算請求に同意しなくてはならない。
- オンラインで手続きを完結させるには,電気契約者,携帯電話回線契約者の名義が一致する必要がある。子に揃えるのであれば,電気契約の名義をUQでんきに乗り換える前に事前に子に変更しておく必要がある。子名義のクレジットカードでの支払い。回線契約は今までと同様に子名義のままで,親を使用者登録する。
- 親名義のクレジットカードで支払いをしたい場合は店頭での手続きが必要。店頭手続きの場合は,契約者(子)と使用者(親)の双方が来る必要あり。
- UQでんきの申込みは合わせて店頭で行うことができる。
- 子ではなく親に揃えることは可能ではあるが考慮しない。電気契約,携帯電話回線契約の双方の名義を親に変更する必要があるため。
- (コロナ禍で営業時間がイレギュラーになっていることがあるので事前に問い合わせるのが吉)
UQ電気については “UQでんきの電気料金プランのメリットは?解約金の有無など | 電力比較サイト エネチェンジ | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ” 参照。
電気料金プラン全般まで調べると
今「親」は「大阪ガスのでんき」から電気供給を受けてる。「家庭用ガス発電プラン」で,それは「大阪ガスのエネファーム・エコウィルを設置している家庭に向けたプラン」らしい。
電気代見直しNo.1サイト「エネチェンジ」 / 電気とガスのかんたん比較でいろいろ比較してみた。「親」のお住まいの場所で,1人ぐらし,電気使用量は「5月 250kWh」,1年使用という前提で。
- 大阪ガスの「家庭用ガス発電プラン」ー (おそらく関西電力の従量電灯Aと比較して)2,730円の節約。意外なことに大阪ガスと併用することによる割引等はないもよう。
- Auでんき(UQでんきと全く同じ料金体系だろうという想定で)の「でんきMプラン」ー 34円の節約。が,月ごとの料金に対して3%ないし5%のポイント還元があるので,それで1年間で3,000ポイント程度の還元が得られると思われる。つまり現行の大阪ガスの「家庭用ガス発電プラン」と大差なし。これにでんきセット割の638円/月割引が回線ごとに永年えられる。
- eo電気 ー 4,058円の節約。加えて,eo光の料金を12ヶ月550円割り引く。
UQでんき+UQモバイルのでんきセット割と,eo電気+eo光の料金割引はほぼ同額になる。11,000円ほど。ただし前者が永年なのに対し,後者は最初の1年のみ。ただし,キャッシュバックのあるものだと初年度20,000円以上の節約になるものがある。これらは電気料金そのものの節約幅はびっくりするほどではないが,キャッシュバックにより大きく底上げされる印象。こういったプロバイダの筆頭はエルピオでんき。
UQモバイルのでんきセット割は最大10回線までその恩恵に預かれる上,それが期間限定でないのが大きな特徴。回線を家族で多数持っているような場合に大きなメリットとなる。しかし今は「親」の1回線しか考慮していないので効果は限定的。「子」もこれを利用することは可能だが,かけ放題は全くいらないとして3GB/月で990円/月は悪くはないものの,MVNOならもっと安くあげられるので今ひとつうまみがない。MVNOには太刀打ちできないUQの高い回線品質が欲しい場合や,あるいは制限の緩い低速通信を活用したい場合を除くと,「MVNOでいいじゃん」という判断になろう。
結論としては,UQモバイルのでんきセット割を利用するよりも,電力供給についてはエルピオでんきに切り替えるのがお得そう。UQ加入については,店頭で手続きするのではなくオンラインで済ます。端末購入は避けてSIMのみでキャッシュバックをもらうのもよいだろう。
キャッシュバックのある電気供給会社からはほぼ1年後キャッシュバックが得られることが多いようなので,それがあるたび別の供給会社に切り替えて行けばさらに節約できる。なお,エルピオでんきに限ると,サポートがいまいちというクチコミがあり,そこは多少不安。
各種該当電気料金プランの詳細
大阪ガス 家庭用ガス発電プラン
Auでんきの「でんきMプラン」
eo電気
キャッシュバックがきいて初年度20,000円以上の節約になるプロバイダ
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