ストリーミング・メディア・プレーヤAmigo 7xJPを使ってみて

eo光を長年お使いの家庭用に,eoチケット2枚を消費してAndroidTV準拠ストリーミング・メディア・プレーヤAmigo 7xJPを手配した(自分専用写真アルバム)。チケット以外に660円の配送料がかかったはず。それだけで入手できるものとしては非常に使い出があると思う。

長らくeo光をご利用で,使用年数やメンバーランクによってもらえる「eoチケット」が溜まっていらしたのだが,「どうせ他に使い道がないから」などと事実無根なことを言われて,wifi機能のために1年ごとにチケット1枚消費されていた。いやいや,有効な利用法はいくつもある。現時点で一番価値があると思うのがこのAmigo 7xJPだが,Mineoのデータ通信用チケットも,外国からの来客があるときなんかに有用。もちろん自分がMineoユーザならそれに使っても良い。自宅内にwifi機能は確かに必要だが,それはこちらでご用意できるので,その代わり是非チケットを有効に使わせていただきたい。

こちらのホームLANの新構成では最終的にルータが1台はあまるはず。光回線契約が再度できドコモの固定回線置き換え用ホームルータHome 5G HR01の契約を解約したらHR01が余るのでこれをアクセスポイントにしてもよい。解約後のHR01は,他のSIMカードを利用してWAN接続に使うといったことをしないのであれば,アクセスポイントとしてしか使えないので妥当な余生とも言える。中古Softbank Airを安価で入手してもよい。

ところが今見るとメディアプレーヤとの交換は停止されている模様。ああ…。そりゃぁ~分かってる人はこれ選ぶよな。12月から再開予定のようだが,機器料金が値上げされて今までと同じ条件でチケットと交換できなくなる

既に書いた関連記事

Amigo7xJPについては既に以下の記事を書いている。

それなのに今まで書いていなかったファーストインプレッションをこの記事にまとめる。

ファーストインプレッション

自分の家でテストしているんだが完成度の高さに感心した。もっとも自分が最近目にしたものでそれに近いものと言えばChromecast (v2, あるいは2015)。スマートTVを使っているわけでもないし,それ以前となると2011-12年頃に買ったAndroidメディアプレーヤMini X Plus H24 TV Box MK805になるから,進歩があるのは当たり前といえば当たり前だが。

正直ここまでよいとは思ってなかった。Chromecastと異なりリモコンで単独動作するのも良いし,UIが十分にこなれているのもよい。想定されてる使用法の範囲では,だがそこについては後述。リモコンにマイクが内蔵されていてGoogle Assistantが音声で使えるのも地味に便利。画面で文字をポツポツ拾うのは大変な手間だし,そのためにスマホに手を伸ばして文字入力するのも煩わしいから。

起動してから使えるようになるまで少し待たされる。一旦使えるようになった後は基本操作はスムーズだが,固まこともある。特にホーム画面/ロンチャーアプリが固まることが多いように思う。SSHなりAdbで接続さえできればそれを再起動するスクリプトを自作した

拡張性

アメリカではWalmartから$30のAndroidTV機器が発売になった( “Review: Is Walmart onn 4K Android TV better than Roku?- 9to5Google” )。そういった安価なAndroidTV機器とAmigo 7xJPが決定的に違うのは拡張性

USB 3.0のType Aポート,USB 2.0のType Aポートがそれぞれ1つあるのは大変よい。ファイルサーバのような使い方ができる…が有線のLAN端子があるのは大変よいものの,100Mbpsまでしか対応しておらずギガ対応はしていない。残念。

Wifiは11acに対応しているので,下手するとそちらの方がスループット出るかもしれない。実際に測定してみると(右図),有線のほうが1割ほど速い。現在ドコモホームルータ Home 5G HR01を使ってインターネット接続しており,いずれにせよいい通信速度は出ない。がBiglobe eo光が使えるようになったら,何か差が出るのかもしれない。

本体の32GBのストレージはあまりに小さいので,たまたま手元にあった256GBのmicroSDカードを挿入。これは “Micro SDカードのA1/A2アプリケーションパフォーマンスクラス” に書いたようにもともとはXiaomi Redmi Note 10 Pro用に用意したものだった。全て内部ストレージ化された。他の選択肢は提示されなかった。

電源プラグがいただけない。Type-Cが無理ならせめてmicroUSBであればよかった。5V 2Aあればよいようだから急速充電対応のUSB ACアダプタで用が足りたろう。

AVジャックとされているものは,スピーカー用かと思いきやヘッドフォン用。しかも少し驚いたことに,ヘッドセットを使用しても,HDMIを通じた音声出力はカットされない。

HDMI CEC機能があるのはよいが,現状我が家ではTVではなくディスプレイ・モニターに繋いでいるため有効に利用できない。

Google Cast

Chromecastと同様Google Castレシーバ機能が内蔵されているのだが,細かい挙動が違うようだ。Chromecastの場合はキャストする側がそのスマホやPC上でキャストするコンテンツを閲覧する権限を持ってさえいればChromecastにキャストできる。しかしAmigo 7xJPでは,例えばHuluの動画をキャストしようとすると,Amigo 7xJP上のHuluアプリに登録されているアカウントと合致しないとキャストできないもよう。

スクリーンセーバー

Slideshow for Google Photos 無償だと表示枚数に制限があるのが癪。

スクリーンショット

How to Take Screenshots on Android TV” にある「リモコンのホームボタン5秒長押しで表示されるメニューから『スクリーンショット撮影』を選ぶ」はできなかった。Bluetoothキーボードをつないでる状態なら “Print Screen” キーを押すだけなので,できるならこれが一番簡単か。

非標準な使い方

ここから後は非標準な使い方について。具体的には,Android TV向けにチューンされていないAndroidアプリのインストール及び使用など。

アプリの扱い

Android TVにインストールされているPlay StoreからインストールできるアプリはAndroid TV向けにチューンされているものなのでAmigo 7xJPでの使用に何ら問題ない。いわゆる10フィートUIが採用されており,十字キー(Dパッド)を採用したAmigo 7xJP付属のリモコンで操作しやすいように配慮されているからだ。

しかし,他のアプリストアからアプリをインストールする際には注意を要する。例えば,Aptoide TVは “Your independent app store for Android TV and set top boxes” と自称しており,自身もAndroid TV向けのUIを提供している。しかし,Android TV向けアプリだけではなく,一般(スマホ・タブレット向け)Androidアプリも収録している。一般Androidアプリをインストールしたいときにはそれは利点になるが,欠点になることもある。

一部アプリ(例えばGboard)はスマホ・タブレット向けのものとAndroid TVのものが存在し,しかもどうやらアプリIDが同じのよう。Android TVのPlay StoreからはAndroid TV向けのアプリしかインストールできないようになっているので問題にならないが,Aptoide TVからはAptoide TV上でもスマホ・タブレット向けのものがインストールできてしまう。そのため,デフォルトのAndroid TV向けGboardがインストールされている状態でAptoide TVを開くとGboardのアップデートを促されるが,それはスマホ・タブレット向けのものかもしれない。そこでうかつにインストールしてしまうと,Android TV上では事実上使い物にならないスマホ・タブレット向けGboardで上書きされてしまう。

こういった事情を理解していないときに,まさにこれをやってしまい,そのときは狼狽してAmigo 7xJPを初期化した。事態がわかってしまうとその必要はなく,Gboardのアップデートをアンインストールすればよい。その上で必要ならAndroid TV用Play Storeからアップデート。

Play Store以外からのアプリのインストール

先に述べたように,Aptoide TVがAndroid TV向けにデザインされているので使いよい。しかし,それも最初にインストールする必要がある。Play Storeからはインストールできない。

それには,Amigo 7xJPに遠隔Adbできるわけだから,PC上でAPKファイルを用意し,adb installで遠隔インストールするのが手っ取り早い。この辺の事情はPlay Storeがインストールされていないガラホと似通ってる(開発者オプションの有効化などについては省略)。

APKファイルを入手するには,Play Storeにあるアプリであれば, PC上でChrome拡張機能APK Downloader for Google Play Storeを利用すればいいし,Apkpure.comなども利用できる。

Adbが利用できない場合は,”How to sideload any app (APK) on Android TV wirelessly” にあるようにSend Files To TVを利用するのがよく勧められている方法。Androidアプリだけでなく,デスクトップアプリもある。APKファイルをAndroid TV本体内に送ったら,それをインストールする。

Android TV向けにUIのチューニングされていないアプリの使用

操作性

AndroidアプリにはAndroid TVの十字キーをつなったナビゲーションに完全に対応しているもの,部分的に対応しているもの,全く対応していないものがある。後の2種については,Android TV上の操作性は決してよいとは言えない。Android TV用のリモコンだけではなく,マウスやエアマウスがないと事実上使い物にならないことも多い。自分はたまたま昔買ったAndroidメディアプレーヤMini X Plus H24 TV Box MK805用にエアマウスを用意した(右写真中)のでこれが利用できる。

完全に対応しているものは最初からAndroid TV対応を前提に作られたもの。部分的に対応しているものは,もともとスマホ・タブレット用に用意されたものを後づけ的にAndroid TVに対応させようとした…というよりも使用したGUIフレームワークがたまたま十字キーでの操作に対応していたので偶然ある程度使えるだけではないかと思っている。

完全に対応していなくても,十字キーでフォーカスを移動することはできることが多い。ただし,フォーカスされているUI要素が視覚的にはっきりわからない,フォーカス移動方法が直感的に期待することと必ずしも合致しない,といった問題がある。後者はアプリ設計上の問題(十字キーでの操作を想定していない)なのでユーザとしては何もできないが,前者については,アプリにダークテーマを適用させることで限定的に改善することがある。しかし十字キーで到達できないボタンもあり,マウスを使わないことにはどうしようもないこともよく起こる。

アプリへのアクセス

リモコンのホームボタンを長押しすること,アプリリストが表示される(下図)。ここからアプリの起動ができるが,Android TV向けアプリ以外はここには表示されない。

起動することは設定メニューを下っていくことでできなくはないが手間だ。この手間を軽減するためにMix-Appsアプリを使う。これはAmigo 7xJPの画面共有サービスTeamViewerでアクセスときにも重要だった。

Mix-Appsは以下のようにAndroid TV向けでないアプリも合わせて表示してくれる(下図)。おもしろいことにそれらはアイコンが正方形の中に収まる形になっているのですぐそれとわかる。

その上で,Mix-Appsをアプリチャネルに登録し簡単に起動できるようにする(下図)。

ファイルマネジャー

Amaze File Managerオープンソースのファイルマネジャー。アプリの管理もできる。 当初十字キーでの操作が難しい部分があったが最新版ではその問題は解消している。

F-Droidからも入手できるがそこにある最新版は2017年のもの。「ソースが公開されなくなった」とも書いてあるが,ソースコードは引き続きGithubで公開されているPlay Storeで真の最新版を入手できる。アプリ内課金ありとされているがこれは寄付のことで,無償で機能はフルに使え広告が入ることもない。

その他

Dashboard – Actions, Recents & Sideloaded Apps – Apps on Google Play メニューがキリル文字だったりする。将来的には期待が持てそうだが,ホーム画面の挙動を変えてしまったりしてかえって操作性が悪くなる。リモコンで自由にホーム画面を移動できなくなったのはこれのせいではないか。端末をリセットして解消しなくてはならなかった。

ストリーミング・メディア・プレーヤAmigo 7xJPを使ってみて」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Android TV準拠ストリーミング・メディア・プレーヤAmigo 7xJP | あくまで暫定措置としてのブログ

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