Mineo(マイネオ)に初めてトライすることにした。メインの回線を楽天モバイルにポートしたら音声通話もままならなくてえらい目にあったのが最大の理由。初めてなのでMineoについては知らなかったことがいくつもあった。まとめておく。
実店舗とMineoショップオンライン
オンラインのみかと思い込んでいたが実店舗もあり,三宮にも「Mineoショップ」が一軒ある。即日開通にも対応している。垂水にも一軒あるが,こちらは「サポート店」で「Mineoショップ」とできることが違うようだ。
さらに驚いたのが,Mineoショップオンラインという,オンラインで申し込み、店舗で受け取りというハイブリッドな申込みも可能なこと。今月末まで日がないので,今月中の回線切り替えは不可能かと思ったが,これのおかげでギリギリできそう。
事務手数料の無料化
昨今は事務手数料も4,000円弱となり,かなり痛い存在。可能な限り抑えたいが,0円にする方法が3通りある(ただしSIM発行手数料はそれでも発生する):
2番目,3番目の手段を知らなかったときに慌ててエントリーパッケージを購入してしまったが,不要であった。後でカスタマーサービスに連絡し返品処理してもらった。過去に同様なことをしたことがないということを確認した上での特別処理だそう。
エントリーパッケージについては「Web申込み専用」と記載していたのにも関わらず,Mineoショップオンラインでの申込みでも使えそうだったし,紹介用URLも実際使えた。提携サイトからの申込みによる割引も効いているようだった。さすがに重複適用はされなかったが。
ここで重要な注意があり,これらはプランとしてマイそくスーパーライトを選ぶと適用されないので,申込み時は別のプランを選ぼう。 “マイそくスーパーライトは mineo のエントリーパッケージが使えない件も気になる | ハローモバイルワールド” にも同様の記載が。後で別プランに変更すればいいだけのこと。
追記: マイそくスーパーライトにはコース変更できませんでした…。
以上を踏まえてMineoショップオンライン申込みの方法を同居人向けに書いた。
eo光絡みの割引
関連会社なので,eo × mineoセット割というのがあり,セット割期間中はeo光ネットの月額料金が330円割引だそうだ(Mineoの通信費ではなく)。
例によってマイそくスーパーライトは対象外。しかし,250円/月のスーパーライト(最大32Kbps)の上のクラスのプランは,ライト(最大300kbps) で660円/月。通常の差額は410円だが,うち330円が割り引かれるのなら,実質の差額はわずか80円。それならばライトを選ぶ人もいるだろう。32Kbpsでのデータ通信は,さすがにないよりまし程度の意味しかないが,300Kbpsも出れば相当に実用になる。以前UQの節約モードでいろいろ試したが,Skypeでの音声通話など全く問題なかった。
「eo光ネットとmineoを同一eoIDでお申し込みの場合自動でセット割が適用」だそうだから,そうするのが手間がかからない。ただし,後出しでの申込みも可能。
適用条件・注意事項のうち,以下が重要:
さらに,eoポイントが溜まっていれば,それを使ってMineoのパケット追加もできる。ちなみに最近特典がしょぼくなってる気が。以前はストリーミング・メディア・プレーヤAmigo 7xJPとの交換もでき,なかなかよかったんだが。
自分はBiglobe eo光を使っているが,どうもeo光独自のキャンペーンは利用できなさそうだ。⇦ 3月にeo光に問い合わせて確認した。
転送電話サービスは無料,留守番電話サービスはソフトバンク回線のみ無料
転送電話サービスを無料で提供しているのには驚いた(ソフトバンクプラン(Sプラン)の場合; ドコモプラン(Dプラン)の場合: Auプラン(Aプラン)の場合)。MVNOやサブブランドではそうでないことが多いからだ。Ahamo, Povoは全く提供していないし,Linemo, Y.uモバイルなどは有料のオプションをつけなければならない。
留守番電話サービスについてはどの回線かによって差があり,ソフトバンクプラン(Sプラン)は無料。Auプラン(Aプラン)の場合,ボイスメール(標準サービス)自身は無料なんだが,有料のお留守番サービスEXへの加入が必要。しかも,いずれにせよどちらも新規申し込みを受け付けてない。ドコモプラン(Dプラン)では有料の留守番電話サービスがあったが,これも新規申し込みを受け付けていない。世の中の流れに流されようとしているということだろうか。
ソフトバンクプラン(Sプラン)のみいまだに提供している上無料だというのは,人によっては大きな選択要因になるだろう。今回公式回線なのでちゃんと留守電が受けられることが自分には重要。
ただ,その代わりというわけでもないのだろうが,非通知通話を自動拒否するのはソフトバンクプラン(Sプラン)では「ナンバーブロック」と呼ばれていて有料。Auプラン(Aプラン)では無料。ドコモプラン(Dプラン)でも無料。端末自身にその機能があることも多いのでそれで用が足りると言えば足りる。ただ,最低限「番号を通知してかけ直して」と発信者に伝えるのが望ましいが,端末にその機能はない。その意味でキャリアが自動応答でそれを伝えてくれるのは意味がある。ところが,ソフトバンクプランでは,応答メッセージが選べるものの,はっきり「番号を通知して」が含まれるものはなく,有効性が疑われる。
留守電に話を戻すと,転送が無料なら,以前からやっている “かけ放題+データ定額回線に無料で留守電機能を付加する” の方法が使える。かけ放題回線でないなら転送のための通話料は自分に発生してしまうが。それも厭うのであればソフトバンクプラン(Sプラン)を選択すればいい。かけ放題オプションに加入していれば転送のための通話料が発生しないかどうかは確たるところがわからない。
カケホ割!
今回Mineoを検討した理由の1つはカケホ割!(Wayback Machine; Archive Today)を利用したかったこと。
電話専用パッケージなんていうのをわざわざ設けているので,何か特別なのかと思いきや,なんのことはない,要はマイそくスーパーライトとかけ放題オプションの単なる組み合わせ。