Beelink Ser7: Ryzen 7 7840HSを採用したミニPC

実は今はもうBeelink Ser7は積極的に検討していないが,していた頃に書いた記事。ちなみに,後継のSer8がもう発表になっている。批判の多かったマグネット式ACアダプタは廃止されたもよう。


Ryzen 7 7840HSを搭載するBeelink の Ser7 の購入を検討中。さる方のミニPC観を伺って,中古や場合によっては新品のデスクトップPCの購入を検討したが,同じ価格帯だと新品ミニPCの方が明らかにコスパがよい。購入後いろいろ拡張したりするのなら,デスクトップPCの方がやりやすそうだが,自分の場合やるとしてもせいぜいメモリや2次記憶の容量を増やす程度だろう。7840HSの内蔵GPUは,それなりにゲームができるほどそこそこ性能がよいようなので,これから突然ゲームに目覚めたりしない限りそれで用が足りるだろう。

アダプタを介して 2.5インチ SATA SSD も搭載できる(…ことになっている),というのが1つの選択理由。古いデスクトップPCのHDDを置き換えるつもりで買ったSamsung 860 EVO SSD 1TBが未開封のまま転がっているから。しかしこのビデオ見てると(残念ながらビデオを埋め込めない),せっかくの冷却用ファンをほぼ塞いでしまうのではないか?

ミニPCについて頻繁に聞く問題が,排熱がうまく行かなくて不具合を起こす,ということ。ミニPC観を聞かせてくださった方もそれに起因すると思われる問題で苦労なさったようだ。その一方,ミニPCという分野が確立されるに従って,そこはだんだんうまく対処してきているような印象を持っている。実際,Beelink の過去モデルについてはやはり排熱の問題を耳にするが,Ser7についてはそれは今のところあまり耳にしていない。とはいえ,こんな作りなのだとすると,さすがに SATA SSD を搭載させると排熱に関して悪影響がありそうに思う。

後の問題が,アダプタはBeelinkから入手する必要があって,これがどの程度かかるのか現時点では全くわからないこと。

SATA SSDについては,そもそも550MB/s程度しか出ないようだから,USB 3接続のケースに入れてしまって熱の問題を回避する方が賢明な気がしている。海外ではかなりでかい12V駆動のファンを横に置いて冷やしてる人もいるが,SATA SSDを刺さかねればもともとの冷却システムで耐えられるのであれば,本体に内蔵させず外づけSSDとして使う方がスッキリしているように思う。

ところで,なぜRyzen 7 7840HSかというと,Ryzen AIを搭載していてものの中で最上位機種の7940HSよりは安い上,内蔵グラボ(AMD Radeon 780M)の性能がかなりよいようで(かつIntelのそれよりも明らかに優れていて)そういう必要性が今後生まれたときもある程度はそれで対処できそうだ,ということ。Ryzen AIの方は…どうなるかわからないが自分のPCでAI絡みのアプリやサービスを動かすようになったとしても,ある程度は対応できること期待できよう。で,メモリは32GBでSSDは1TB。

その上で,具体的な機種として考えているのはBeelink SER7 7840HSアマゾンで94K円ほど。ただし,ポイントが7.5Kほどつくので実質90K円切り。AliExpressだとさらに若干節約できるかもしれないが,関税もかかりそうだし,保証の問題もあるし,買うのであれば無難に日本で買うのが吉だろう。とはいえ,先のアマゾンのセラーも中国のそれのようであるし,不安は残る。なおアマゾンでもBeelinkを扱ってるセラーは複数あるので注意。

Wifi 6Eに対応していないのとポートが潤沢に用意されてないのが難。ただし,USB 4が2つ,は大いに結構だが。

MinisforumだとEliteMini UM780XTX。直売で100K。アマゾンでも100K。ただし,タイムセール時には64GB+1TBが110Kだった。Ser7は端子の数が少ないのが不満で,その面ではこちらのほうがいい選択肢?その分高いが。もっともUM780XTXでRJ45ポートが2つもあってどうするの,とは思うが…

SATAケーブルが付属するということは?

あと,GMKtec Nucbox K6。アマゾンで90K。端子の構成は上のUM780XTXと似通ってるよう。Ser7は金属筐体でおそらくそれが放熱にも寄与するんじゃないかと思うが,これはプラスチック筐体。

GEEKOM NUC A7 AMD Ryzen R7-7840HS/R9-7940HS

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