訳あってキルギスタンの携帯電話事情をちと調査。まずは“キルギスタン SIM”をキーワードにGoogle 検索すると以下の記事が見つかった。
- “キルギスのプリペイドSIM情報、値段・購入場所・モバイルデータプランなど(2018年6月確認) – Kumi-Log 海外ノマド放浪6年め“(”Category: 中央アジア:キルギスタン – Kumi-Log 海外ノマド放浪6年め“)
- “キルギスでSIMカードの購入方法と注意点 | KOPI LYCHEE ~ たび茶餐室 ~“
- “【キルギス】詳細情報・気になる治安は?1週間滞在してみて | free journey“
最初の記事に書いてあることが真実なら,料金の面からはAirSIMなど海外ローミングSIMなどは安心して無視して現地SIMを使え,ということだろうか。”海外の様々な国で使える、ローミング周遊SIMを比較しました – Kumi-Log 海外ノマド放浪6年め“によるとその記事で比較しているローミングSIMでキルギスタンをカバーするのはAirSIMのみ。Kyrgyzstan – High Speed 3G Dataを見ると,料金は例えば「 Kyrgyzstan 5 Days 1GB 3G Data HK$138」なんだが,それは2,000円ほど。高い。AirSIMはSMSをサポートしないそうなのもあまり嬉しくない(…がどうやらローミングSIMではそれはむしろ普通のよう)。
上記記事には触れられていなかった,既存SIMカードに上に貼るタイプのeSIMを提供しているFlexiroamはキルギスタンをカバーしているが,グローバルプランなるプランが適用され,高い。ただ,余談としてはローカルプランで90日以上前に予約していると日本国内での使用でMVNO並かそれ以下の料金になる。グローバルプランには同様の割引はない。eSIM自身に有効期限はないようなので一枚持っておいても悪くないかも。アマゾンで500円だし。通常通話,SMSともサポートしていない。普通のSIMカードで提供されるMogo Sもキルギスタンをカバーしているが,例えば300MB/日x7日で$20ほど。以前友人に勧められたSIM2FLYは残念ながらキルギスタンをサポートしてない。
ところで,上に列挙された記事を読むと,ものの見事に誰一人として現地携帯事業者が使用している周波数帯とか気にしてない…。信じがたいがそれでも問題なく済んでるってことがもっと信じがたい。
そこら辺を調べようとしてもあまりちゃんとした情報はわからない。MegaComの Wikipediaページはキリル文字によるものしかない。以下ぐらいしか見つからなかった。
- “blog of mobile » Blog Archive » キルギスの携帯電話事業者MegaComが4G LTEサービスの提供を開始”
周波数はFDD-LTE方式の2.1GHz帯(Band 1)、1.8GHz帯(Band 3)、800MHz帯(Band 20)でトライバンドとなっている。
- “blog of mobile » Blog Archive » キルギスの携帯電話事業者Beeline Kyrgyzstanが4G LTEサービスを開始”
周波数はFDD-LTE方式の800MHz帯(Band 20)を使用しており、帯域幅は10MHz幅*2で通信速度は下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsとなる。
- “4G map LTE World Coverage Map – LTE WiMAX HSPA 3G GSM Country List“(”世界各国の携帯電話の対応周波数を調べられるサイト“で紹介)
Kyrgyzstan GSM 900 GSM 1800 3G 900/2100 MEGACOM;
3G 2100 Beeline;4G LTE Saima Telecom 2600Mhz;
4G LTE O! 2600Mhz;
Megacom, Beelineとも3Gで2.1GHzをサポートしているようなので大丈夫かな。
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