バッファロー無線LANルーターWZR-HP-AG300HのOpenWrt化

バッファロー無線LANルーターWZR-HP-AG300H

バッファロー無線LANルーターWZR-HP-AG300H

相変わらず “自宅内LANの整理” にある計画をチビチビ進めている。 “OpenWrt上でのDnsmasqの設定” では主にステップ3について述べた。そこにも書いたようにステップ4も完了しており、WZR-HP-AG300Hは現在LANからは外れている。順序は前後するが、この計画ではステップ10として、「WZR-HP-AG300Hには、余裕ができたときにDD-WRTを載せてもよいかもしれない」としており、そのために “バッファロー無線ルーターWZR-HP-AG300HのDD-WRT化 ” なんて記事も既に書いている。だが、やはり慣れたOpenWrtにした方がいいような気がしてきた。←後でちょっと後悔…。

WZR-HP-AG300HをOpenWrtで再利用 | fefcc.net“ではもとからインストールされているDD-WrtのWeb UIからOpenWrtのfactoryイメージをそのままインストールできるとしている。しかし、 Buffalo WZR-HP-AG300H [OpenWrt Wiki]” の “TFTP advice, wrong region” の項にはこうある:

There are apparently several regional versions of the OEM firmware. You may have to adjust the region in u-boot first. Below is example of a successful region change and flash procedure. Source: forum article

そしてシリアル・コンソールでのU-Bootの設定変更方法が掲載されている。また、日本語版の同ページではTFTPによるフラッシュのためにもU-Bootの設定変更が必要とし、実際の設定は Buffalo WZR-HP-G300NH [OpenWrt Wiki]” “Locked U-Boot, too short time TFTP window” の項 を参照するように、としている。

そこにも記載されているように、また、 “バッファローの無線LANルータWHR-HP-G300NのDD-WRT化” にも書いたように、以上の設定は面倒なシリアル接続を介してやるのではなく、デバッグ用アカウントでルータにログインして、デバッグ用コンソールで以下のコマンドで設定するほうがはるかに楽。

ubootenv set region US
ubootenv set accept_open_rt_fmt 1
ubootenv set tftp_wait 4
reboot

おそらく、実際には必要だとしても1行目だけだとは思うが、何かしくじってTFTPでファームウェアのインストールをしなくてはならなくなった際にそれが確実にできるよう、2, 3行目も行った。

デバッグ用アカウントでログインすると、ファームウェアのアップグレードのためのページも別に用意される(/cgi-bin/cgi?req=frm&frm=py-db/firmup.html)のだが、 “WZR-HP-AG300HをOpenWrtで再利用 | fefcc.net” ではそうではない一般用ファームウェアのアップグレードのためのページからファームウェアの書き換えができたという。だが、念には念を入れてそのデバッグアカウント専用ファームウェアのアップグレードのためのページから以下をフラッシュ。

https://downloads.openwrt.org/chaos_calmer/15.05.1/ar71xx/generic/openwrt-15.05.1-ar71xx-generic-wzr-hp-ag300h-squashfs-factory.bin

これで無事OpenWrt 15.05.1 Chaos Calmerのインストールが終了。次は、それをブリッジとして運用する